北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2019年(平成31年)1月17日付

らくらケア 利用者手作り商品化し移動販売

 札幌市内を中心に有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など手がける、らくらケアが「利用者手づくり商品の利用者による『移動販売』」に挑戦した。同市北区で運営している小規模多機能型居宅介護併設サ高住「らくら拓北弐番館」は、2016年10月オープン当初から「トマト」がテーマ。敷地内の畑で栽培・収穫したトマトを活用した、さまざまなおやつづくりに取り組む中で評判なのが「トマトようかん」だ。夏まつりで地域住民に提供したところ好評だったことから、施設を飛び出し移動販売にチャレンジ。準備中は不安を感じていた利用者もそれぞれができる範囲の役割を担い、終了後は達成感で笑顔があふれた。


障害きっかけ事業参入 介護タクシーTomorrowland 札幌市北区

 自ら四肢麻痺の障害がありながら、2018年8月に札幌市北区で人工呼吸器患者らに対応した介護タクシーTomorrowlandを設立した松原健代表と大澤陽介氏に、介護タクシー事業の特徴、利用者への思いを聞いた。


4月創設在留資格「特定技能」で地方創生プロジェクト モンゴル協会

 一般社団法人モンゴル協会は、各市町村が課題として抱える閉校した校舎等をモンゴル人材専用寮に活用し、特に人材不足の顕著な介護、農業、建設の3分野に人材を送り込む地方創生プロジェクトに取り組んでいる。同協会は4月に創設される新たな在留資格「特定技能」の支援機関として登録準備を進めており、プロジェクトに参加する市町村と法人を募集している。同プロジェクトは、多くの市町村で課題となっている閉校後の小学校校舎ほか、老朽化した公営住宅、介護施設などの利活用と介護、農業、建設分野の深刻な人材不足解消を、モンゴル人材との共生とともに解決を図るのが目的。


厚労省・介護現場革新会議が発足

 将来を見据えた介護人材確保が大きな課題となる中、厚生労働省は業務効率化や生産性向上など、現場の働きやすさ改善を進めてきた事業者・職能団体の成果、アイデアを全国的な取り組みにつなげることを目的に、介護現場革新会議を立ち上げた。業務仕分け、元気高齢者やロボット・ICT勝つ用など実践している5団体から好事例、問題点を収集し、全国レベルでの方向性を整理。それらを現場レベルに落とし込み横展開していくため、4月以降に全国数カ所でパイロット事業を実施する計画。


レク超えた音楽療法実践 札幌市東区・カーサデイサービス

 介護現場でレクリエーションの一環として広く活用されている音楽療法は、声を合わせ歌ったり、楽器を演奏したり、鑑賞を含め、音を楽しむことに主眼が置かれる。札幌市東区のカーサデイサービスは「楽しさは最低ライン」と位置付けて毎日、本格的に音楽に向き合うことを通した仲間づくりや目標共有、心身機能活性化まで見据え、レクを超えた音楽療法を実践している。目指すのは音楽療法の科学的評価と手法確立、普及啓発だ。


●保険者との関係大事 法律、制度、基準等確認も 北空知ケアマネ連協研修会
●薬剤師が関わることで在宅利用者支援強化も 実践例基に連携在り方議論
●新規開設認知症GH4、特定施設1 札幌市が19年度整備予定事業者を決定
●福祉医療機構 貸付先社会福祉法人17年度経営状況
●関係省庁19年度予算案(介護・福祉関連項目抜粋)=経産省、国交省
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●北海道カラーデザイン研究室(札幌市白石区)外崎由香代表
【企画】●ロイヤルレジデンス西岡(札幌市豊平区)
【連載】●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=52
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士
    ●僕がケアマネを取ったワケ=13
     札幌里塚病院内科科長 松永隆裕氏
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=3
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏

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