北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2019年(平成31年)2月28日付

21年度介護保険制度見直し議論スタート 社保審介護保険部会

 厚生労働省は、2021年度介護保険制度見直しに向けた議論を開始した。25日に半年ぶりに開催された社会保障審議会介護保険部会で、?介護予防・健康づくり推進?保険者機能強化?認知症「共生」「予防」推進─など5つの検討項目とスケジュール案を提示。一般介護予防事業等に今後求められる機能、PDCAサイクルに沿った更なる推進方策に関する新たな検討会を4月に立ち上げ、集中的に議論していく方針も示された。


介護事業者が大同団結 全国連盟北海道支部3月23日に札幌で設立総会

 介護の産業化と生産性向上を旗印に2018年6月に設立された全国介護事業者連盟の北海道支部が発足する。3月23日に札幌市内で設立総会を開き、法人形態やサービス種別を問わず道内介護事業者が大同団結し、現場視点で実証データ、エビデンスに基づく具体的提案、情報発信を行う方針。趣旨に賛同する経営者、オーナーに参加を呼び掛けている。


北海道デイ協施設長研修 映画「ケアニン」モデルあおいけあ代表講演

 北海道デイサービスセンター協議会の施設長研修が札幌市内で開かれ、映画「ケアニン?あなたでよかった」のモデルとなった加藤忠相あおいけあ代表が講演した。トップ・ゴール(第一の目標)「より良い人間関係構築」を経営者から現場まで共有しながら、現場のことは現場に任せ、職員それぞれが利用者本人や家族のことを第一に考え、実行できる環境づくりなど、数々の感動的エピソード、利用者の人生を豊かにする成功事例を生み出すマネジメントの仕組みを解説した。


地域リハねっと札幌 地域資源情報共有へ研修会

 老健、通所リハなどで働くリハ職にとって、施設を『卒業』する利用者が在宅復帰後、再び社会参加するための地域資源の情報収集に頭を悩ませる場面は少なくない。札幌市内では、リハ職有志による「地域リハねっと札幌」が地域資源の情報を共有し合う研修会を開いている。リハねっと札幌は2015年12月、同市内の老健に勤務していた渡部和也理学療法士(現在、寿都町立寿都診療所に勤務)が中心となり同市北部を拠点に活動をスタートし、18年から市内全域に展開。毎回リハ職20?30人が集まり、参加者は高齢者サロン・介護予防教室主催者らとのつながり、情報共有ネットワークによって、担当利用者を適切な地域資源につなぐ成果が出ている。


●介護報酬改定効果、19年度に7項目検証 厚労省、社保審分科会へ提示
●ロボット・IT導入→仕事への満足度と相関関係 介護サービス従事者調査
●札幌市老施協・札幌きらく会 養護・軽費ホーム、ケアハウス周知へ初の写真展
●介護も医療に位置付け エストニアの事情解説 北海道ヘルスケア振興協研究会
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●北海道鍼灸専門学校(札幌市西区)工藤匡附属臨床実習センター長
【企画】●札幌市介護支援専門員連絡協議会厚別区支部定例会
【連載】●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=57
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士
    ●僕がケアマネを取ったワケ=18
     札幌里塚病院内科科長 松永隆裕氏
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=休
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏

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