北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2019年(令和元年)7月25日付

20年度診療報酬改定向け訪問看護評価在り方議論 中医協総会

 2020年度診療報酬改定に向け検討を進めている中央社会保険医療協議会総会が開かれ、訪問看護の評価の在り方を議論した。厚生労働省は、理学療法士等の割合の多い訪看えSTが増えており、PT等割合の多い事業所では24時間対応体制加算届け出割合が低いなどのデータを提示。PT等による訪問看護が増加傾向にあることは18年度介護報酬改定に向けた議論の中でも議題に挙がり、単価引き下げ・基準見直しにつながっており、今後の評価見直しの検討材料になりそうだ。


一般介護予防事業等推進方策検討会 厚労省が中間まとめ骨子案

 厚生労働省は、一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会に中間取りまとめ骨子案を提示。住民主体の通いの場普及に向け、各自治体が把握できていないような、地域資源を活用した取り組みや多様な主体と連携した取り組みを追加・類型化し定義を整理するなど、今後の検討の方向性を示した。参加促進に向けてはポイント付与の仕組みを推進。医師会等関係団体や医療機関と連携し、専門的知見を活用したプログラム実施についても検討していく。


つしま医療福祉グループ 札幌市豊平区月寒に新たな拠点

 社会福祉法人ノテ福祉会を中心に北海道内で介護、医療、人材育成など幅広く事業展開している、つしま医療福祉グループは日本医療大(札幌市清田区)と札幌月寒病院(同市豊平区)を統合した新たな拠点整備を計画している。開設地は同市豊平区月寒東3条11丁目。看護小規模多機能型居宅介護を併設した高齢者向け住宅も新たに設け、医療、介護、教育・研究各部門を集約することで同大の進める認知症対策の取り組みを強化し、メカニズム解明や予防・治療法開発など「認知症の制圧」を目指す。オープン予定は2021年4月。


独居高齢者風呂サロン、生きがいづくり場に「ギャラリーぽぷらの家」

 札幌市東区の元民生委員川崎智枝子さん(78歳)が自宅隣の空き家を購入し、町内会や地域住民の交流拠点「ギャラリーぽぷらの家」を開設している。高齢者の生きがいづくりのほか、浴室のない独居高齢者を対象とした「お風呂サロン」など、地域課題に応じたサービスも提供。「地域の世話焼きさん」による互助活動が動き始めている。


●包括的支援後押し制度創設へ 地域共生推進検討会中間まとめ
●「共感性」危うさ指摘 高齢者虐待防止対応で理解深める 北海道デイ協研究協議会
●コミュニティ通貨実証実験 札幌・清田区「コムフェス」
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●訪問看護ステーションこことわ(江別市)今綾子管理者
【企画】●認知症グループホームサテラホーム
     サテラホームデイサービス(共用型認知症デイ)(札幌市西区)
    ●白石区通所サービス連絡会(札幌市白石区)
【連載】●ケアマネ受験講座=6
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=27
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏
    ●リレー連載 みんな元気になる介護へ―解決志向アプローチ=11
     北海道解決のための面接研究会 龍島秀広副代表
    ●幸せの「シカケ学」人や地域をエンパワーする、まちの仕掛けデザイン=休
     札幌市立大デザイン学部 片山めぐみ講師

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