北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2019年(令和元年)8月1日付

特定処遇改善加算 特養併設ショート、労務管理同じなら同一事業所

 厚生労働省は、10月創設と同時に算定開始するには8月末までに申請の必要な介護職員等特定処遇改善加算の詳細な取得要件や配分の考え方を示した、2019年度介護報酬改定に関するQ&A(vol.2)を公表した。特養に併設する短期入所生活介護は「同一の就業規則等が適用されるなど労務管理が同一と考えられる場合、同一事業所とみなす」とし、申請事業所ごとに1人以上設定しなければならない「月額8万円の改善または年収440万円となる者」を2人設定する必要はないなどのルールが示された。


人材育成、処遇・環境改善など 職場づくり表彰、札幌市が初開催

 札幌市は人材育成や処遇・職場環境改善に取り組む市内介護施設・事業所にスポットを当てる「キラリと輝く介護の職場づくり表彰」を実施する。育児、介護の両立支援やICTを活用した職員の業務負担軽減等の取り組みを募集し、先駆的事例に金賞、銀賞などを贈るコンテスト形式で初開催、介護の仕事の魅力発信、イメージアップにつなげる。寄せられた取り組みを基に好事例集を作製、共有し、全体の底上げにも活用する。


江別 ワーカーズ・コレクティブと社福がWIN-WIN取り組み

 「放課後児童クラブふわっと」(たすけあいワーカーズふわっと運営)は2016年、江別市内のケアハウスゆうあい(社会福祉法人北海道友愛福祉会運営)内に移転して以来、双方にとってWIN-WINの関係を構築。子どもたちは高齢者をいたわる心が醸成され社会性が身につく一方、社福側にとっては公益事業となるほか、子どもたちが日常的に高齢者福祉に関わることで、将来の担い手となる可能性に期待が寄せられる。


千歳・小規模多機能ホームえみな ままちの家、駄菓子屋を開店

 「地域との交流」に課題を抱える介護事業所が少なくない中、千歳市の小規模多機能ホームえみなままちの家は、より地域に開かれた事業所を目指し5月に駄菓子屋をスタート。子どもたちに「おばあちゃんが駄菓子を売っている場所」というイメージを前面に出すことで、事業所の敷居を低くするのが狙いだ。一方、利用者が店員として子どもたちに商品を手渡すなど、役割づくりや社会参加の一助にもなっている。


●離職率30%超が2割 定着促進、効果的横展開方策など議論 社保審介護保険部会
●第22回ケアマネ試験 北海道内申込者3071人に 過去最少の前回さらに下回る
●50%超え3市町に 1月1日現在北海道内高齢化率31.1%
●2019年度介護報酬改定に関するQ&A(vol.2)抜粋
●介護人材不足の現状 社保審介護保険部会資料から」
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●アクテック居宅介護支援事業所(札幌市豊平区)相馬大地管理者
【企画】●屯田いたわりんく(札幌市北区)
【連載】●ケアマネ受験講座=7
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=28
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏
    ●リレー連載 みんな元気になる介護へ―解決志向アプローチ=12
     北海道解決のための面接研究会 相場幸子代表(臨床心理士)
    ●幸せの「シカケ学」人や地域をエンパワーする、まちの仕掛けデザイン=休
     札幌市立大デザイン学部 片山めぐみ講師

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