北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2019年(令和元年)8月29日付

よいち福祉会 フィリピン人材を地域で受け入れる協議会設立へ

 外国人人材受け入れは、地方や中小事業所にはハードルが高いが、地域で安定的に人材を確保するため、北海道内で先駆けてフィリピン人材を受け入れてきたよいち福祉会(余市町)は、北後志地域の事業所が連携して受け入れ体制を構築する「協議会」設立に向けて協力を呼び掛けている。当面はフィリピン人材に特化する考えで、受け入れ希望事業所を11月めどに募り、早くても2020年末の就労を見込む。地方と中小事業所に向けた体制整備のモデルケースとして期待が寄せられる。


特養7割が人員不足感 1割超は併設施設含め受け入れ制限も

 福祉医療機構が行った介護人材に関するアンケート調査結果によると、全国の7割を超える特養が人員不足を感じており、全体の1割超で併設施設を含め利用者受け入れを制限している実態が明らかになった。全国の貸付先特養3561施設を対象に3月から5月にかけWebアンケートを実施、853施設から回答を得た(有効回答率24.0%)。回答施設定員は平均68.3人で「50人以上79人以下」が最も多く4割に上り、次いで「80人以上99人以下」2割強など。


北海道地区高校生介護技術コンテスト 6校それぞれ工夫込めた介助競う

 将来の介護の担い手不足が課題となる中、北海道地区高校生介護技術コンテストが23日、江別市の北翔大で開かれた。2019年度で4回目となるコンテストには福祉系学科のある6校・18人が参加し、学んできた介護技術を競い合った。


北海道内従事者所定内賃金21万8655円 17年度比7671円増加

 北海道内介護従事者(月給の者)の2018年度所定内賃金は、17年度より7671円高い21万8655円となることが、介護労働安定センターの実施した介護労働実態調査で分かった。全国に比べると1万2898円低いが、その差は約3400円縮まった。職種別では訪問介護員(ヘルパー)が1万円余アップ、介護職員も6000円を超える増加で20万円台に達した。


●一般介護予防事業推進へ「通いの場」類型化など 厚労省検討会中間まとめ
●夢や思いだけでなく、資金・収支の見通しを ソーシャルビジネス起業セミナー
●北海道潜在的介護職員等活用事業 シグマスタッフが派遣先事業所募集
●北海道が介護人材確保へポータルサイト開設
●「制度の光と影」に注意喚起 成年後見制度ユニーク事例で解説 北海道社会福祉大会
●厚労省・一般介護予防推進検討会中間まとめ 主な論点と今後の方向性
●介護労働安定センター18年度介護労働実態調査から 事業運営上の課題
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●社会福祉法人北叡会アジア健康構想推進室(江別市) 天野竜也室長
【企画】●ダイバーシティ経営セミナー(札幌市)
【連載】●ケアマネ受験講座=10
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=30
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏
    ●幸せの「シカケ学」人や地域をエンパワーする、まちの仕掛けデザイン=3
     札幌市立大デザイン学部 片山めぐみ講師

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