北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2020年(令和2年)7月30日付

21年度介護報酬改定 通所リハ=大規模減算廃止を検討

 厚生労働省は2021年度介護報酬改定に向けた議論で通所介護、通所リハビリテーションなど通所系サービス等の論点を第180回社会保障審議会介護給付費分科会に提示した。通所リハは人材確保、経営効率化の観点から介護施設・事業所大規模化が進められている流れに逆行する大規模減算廃止を検討。デイは算定率の低調なADL維持等加算、生活機能向上連携加算の要件緩和と単価引き上げを求める声が相次いだ。


「次世代型デイトレセンター ライルパークSapporo」9月オープンへ

 医療法人社団豊生会グループのおいらーくは通所介護事業所「次世代型デイトレセンター ライルパークSapporo(エルパサ)」を、9月に札幌市東区内でオープンする。転倒予防体操、料理教室、eスポーツなど200種類の豊富なプログラムから、AIが利用者一人ひとりの基礎データに基づき最適なヘルスケアプランを提案。「運動・栄養・社会参加」のトータルアプローチで利用者の自立支援、要介護度改善を目指す、新たなデイモデルとして注目を集めそうだ。


新型コロナ対策オンラインセミナー 急性期病院と同レベル求める

 札幌市中央区在宅ケア連絡会、東区地域ケア連絡協議会合同オンラインセミナー「道内高齢者施設クラスター2事例から考える新型コロナウイルス感染症対策」が開かれた。総合診療医で感染症コンサルタントの岸田直樹北海道科学大薬学部客員教授は「高齢者施設に急性期病院と同レベルの感染対策が求められる」と訴えた。


札幌・豊平区に「生活クラブ館とよひら」開設 生活クラブ生協

 生活クラブ生活協同組合は札幌市豊平区月寒に「生活クラブ館とよひら」をオープンした。1、2階は組合員によるワーカーズ・コレクティブが食を通じて多世代のつながるカフェと居場所事業を展開、3階で直営の居宅介護支援事業所「ケアプランセンター」を運営する。隣地に20年余りサービス提供してきた直営通所介護「デイこたけ」もあり、地域住民、専門職らが気軽に集い、高齢になっても、障害を持っても安心して暮らし続けられるまちづくり拠点を目指す。同組合は2001年10月に「デイこたけ」をオープン。16年9月にはケアプランセンターを隣地に開設。17年からデイ管理者、居宅ケアマネほかNPO法人北海道ワーカーズ・コレクティブ連絡協議会も加わってまちづくりの構想を練ってきた。


●成年後見制度利用者数 過去最多22万4442人に 19年末現在、厚労省公表
●新型コロナ緊急包括支援事業Q&A=慰労金以外抜粋
●21年度介護報酬改定21年度介護報酬改定に向けて 社保審介護給付費分科会
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)



【人物】●創生事業団北海道事業部(札幌市中央区) 中原延世統括部長
【企画】●共生型地域密着デイ匠家(旭川市)
    ●看護師が開設、住宅型有料ホーム「大曲 椿」(北広島市)
【連載】●ケアマネ受験講座=6
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●AI×ICT×介護の未来=休
     ふくしのよろずや神内商店合同会社 神内秀之介代表
    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=29
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=75(終)
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏

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