北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2020年(令和2年)8月27日付

社保審分科会 居宅支援=質と経営両立へ基本単価上げ求める声相次ぐ

 厚生労働省は2021年度介護報酬改定に向け議論している社会保障審議会介護給付費分科会に居宅介護支援、訪問介護などの論点を提示した。居宅介護支援は業務負担の高まっているケアマネを支え、サービス質確保と経営を両立するため基本報酬引き上げを求める声が相次いだ。訪問介護は通院等乗降介助で病院間などの目的地間移送も対象とする提案があった。訪問看護は費用、請求回数ともに増加している理学療法士等による訪問に厳しい目が向けられそうだ。19日に開かれた第182回会合は居宅介護支援、居宅療養管理指導ほか、訪問リハ、訪問介護、訪問入浴、訪問看護の訪問系サービスについて議論した。


新得町福祉介護人材インターンシップ事業

 深刻な介護福祉人材不足が特に地方で慢性化している中、新得町は札幌市内大学生と事業者をつなぐ「福祉介護人材インターンシップ事業」を19日から3日間実施。介護福祉の仕事だけではなく、町の魅力も伝えることで「福祉の仕事」「田舎暮らし」双方のマイナスイメージを払しょくするのが狙い。同町は「将来的な人材確保につなげたい」と期待する。


空知南部医師会訪問診療コーディネート 栗山・長沼・南幌・由仁4町で

 空知南部医師会は在宅医療推進に向け、地域で訪問診療を行う医療機関をコーディネートする取り組みをスタートした。国保由仁町立診療所を窓口として栗山、長沼、南幌、由仁の4町をエリアに、夜間・休日を含め24時間体制で往診、かかりつけ医のサポートを行う、全道に先駆けた事業として注目される。


●1月1日現在北海道内高齢化率31.7% 夕張、歌志内、上砂川50%超 40%以上が3分の1超
●21年度報酬改定議論=社保審・介護給付費分科会資料から
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)



【人物】●リハ特化型デイサービス メディトレ(札幌市西区)白神裕基センター長
【企画】●介護予防事業が好調(清水町)
【連載】●多職種で考える食支援=3
     札幌麻生脳神経外科病院リハビリテーション科科長 源間隆雄氏(言語聴覚士)

    ●ケアマネ受験講座=9
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●AI×ICT×介護の未来=22
     ふくしのよろずや神内商店合同会社 神内秀之介代表
    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=31
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長

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