北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
週刊:介護新聞

2020年(令和2年)10月1日付

有料ホーム入居者外部サービス利用 コロナ感染懸念理由に制限は不適切

 厚生労働省は新型コロナウイルス感染を恐れ、有料老人ホーム等入居者の希望する医療・介護サービス等利用を禁止したり控えさせたりするケースが発生していることを踏まえ、有料ホーム等運営事業者が不当に外部サービス利用を制限することのないよう呼び掛けている。有料ホームに限らず、介護保険施設、認知症グループホームなど施設・居住系サービスも同様に周知を図っていく考えだ。


震災で潜在的課題表出 北海道社会福祉士会道央支部災害支援セミナー

 胆振東部地震から2年がたち、北海道社会福祉士会道央支部は円滑な災害支援を行っていくため災害支援推進セミナーを札幌市内で開いた。石黒建一同会災害支援委員会副会長と大島隆代早稲田大人間科学部准教授が登壇。石黒副会長は胆振東部地震発生直後に厚真町で支援活動を行った経験から、被災によってこれまで気付かずにいた潜在的問題が表出しやすいとし、我慢したり情報不足などから「助けて」と言えない背景をつかむために日常的なアウトリーチの重要性を訴えた。


鍼灸の役割、活用法話し合う 札幌市内介護・医療従事者有志

 札幌市内ケアマネらを中心とした介護・医療従事者有志のオンライン勉強会「昭和脳から令和脳へ」が開かれ、「鍼灸(しんきゅう)」をテーマに柔道整復師で、はり・きゅう師の小笠原猛さくら鍼灸治療院院長が講演。鍼灸となじみの薄い専門職も少なくない中、痛みが原因で認知症進行の恐れのあるケースへの介入などを例に、鍼灸を活用した多職種連携の可能性を話し合った。勉強会は同市豊平区・居宅介護支援川のくまさんの羽根川美幸管理者と同市中央区・訪問看護リハビリステーション白ゆり中央の長屋智美氏が発起人。


密避け自宅で専門職サービス提供 札幌・スキップ訪問マッサージ

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う通所サービス等利用控えの広がる中で懸念されているのが、在宅高齢者の身体機能低下だ。札幌市内を中心に「スキップ訪問マッサージ」17拠点を展開しているオオミヤホールディングスは、引きこもりがちな利用者が密な環境を避けながら、専門職によるストレッチや筋力維持等を目的とした運動を自宅で行うことのできる訪問マッサージ活用を呼び掛けている。


●生活支援コーディネーターが行く! 清水町編
●成年後見制度利用支援事業 実施市町村8割超える 厚労省19年度介護保険事務調査
●帯広・博愛会 複合施設「あおがめヴィレッジ」開設 外国人人材と地域住民共生拠点に
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)



【企画】●在宅生活をサポートするデイサービスあっぱれ(芦別市)
【連載】●多職種で考える食支援=6
     札幌麻生脳神経外科病院リハビリテーション科科長 源間隆雄氏(言語聴覚士)

    ●ケアマネ受験講座=13
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●AI×ICT×介護の未来=26
     ふくしのよろずや神内商店合同会社 神内秀之介代表
    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=35
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長

topへ戻る

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。