北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2020年(令和2年)11月26日付

21年度改定 通所リハに月単位報酬方式 厚労省見直し案

 2021年度介護報酬改定に向け議論している厚生労働省は、個別サービス報酬・基準見直し案を社会保障審議会介護給付費分科会に提示した。通所リハビリテーションにリハ機能、事業所体制、活動・参加に対する取り組み、利用者の心身機能など包括的評価による月単位報酬体系を創設する方針。現行の日単位報酬体系を残しながら、各事業所が選択できる仕組みを想定している。訪問看護では問題視されていたリハ職の多いステーションを制限するため、人員配置基準に看護職比率6割以上を追加する案も示された。


21年度介護報酬改定・デイ 個別機能訓練加算●1・●2統合

 厚生労働省は2021年度介護報酬改定で、通所介護・地域密着型通所介護の個別機能訓練加算●1・●2を統合する方針だ。個別サービス基準等見直しを議論している社会保障審議会介護給付費分科会に提案した。(丸数字はローマ数字)


WAMコロナ影響調査 特養収益4月実績 3分の1超が前年比ダウン

 福祉医療機構(WAM)特別調査によると、新型コロナウイルス感染症の影響で3分の1を超える特養のサービス活動収益4月実績が前年同月比ダウンだったと分かった。併設の短期入所生活介護と通所介護の落ち込みが響いた。5月以降は回復傾向にあるものの、売り上げが戻らず厳しい経営環境にあり、影響が続いている状況だ。WAMが継続的に経営動向を追跡しているモニター社会福祉法人のうち、特養を運営する563法人に6月から9月にかけて各月の状況を聞き、それぞれ8割前後の法人が回答した結果を分析した。


室蘭・認知症GH和みずもと 国際規格ISO9001認証取得

 サービス提供方法が職員によって異なるなど「感覚的な介護」の課題解決に向け、室蘭市内で認知症グループホーム和みずもと(2ユニット)を運営するファインケアネクストは、国際標準化機構のマネジメント規格ISO9001認証取得に1年かけて取り組み、10月下旬に認証・登録となった。富樫咲子社長は「サービスの統一化が質向上、職場の環境改善、人材定着につながり、良い循環になってきた」と話し、職員一丸となって国際規格にチャレンジしたのも大きな自信につながったという。


●外国人材受け入れモデル事業 北海道が介護事業者募集
●21年度介護報酬改定 各サービス報酬・基準対応案(上)社保審給付費分科会資料から
●旭川でGH、デイ利用者ら作品展 コロナに負けない企画
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●終活マイライフ(札幌市中央区)熊崎梨絵理事
【企画】●全国介護IoT・ICTオンラインサミット
【連載】●〇まる福連携 福祉分野からみた異業種との対話=新連載
     一般社団法人福祉システム北海道代表理事 高橋銀司氏

    ●「介護医療」への思い=3
     ちとせの介護医療連携の会 事務局長 木下浩志氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=43
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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