北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2021年(令和3年)4月1日付

21年度介護報酬改定 厚労省がリハ関連Q&A

 厚生労働省は2021年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)を公表した。リハビリテーション関連がほとんどで、原則テレビ電話等の対面を伴わない方法によるリハ会議開催を認めるなどの見直しを行った訪問リハ・通所リハにおけるリハマネジメント加算の算定ルール等を提示。リハ会議では議事を円滑に進める観点から、音声通話と画像送信などの方法は認めず、常時、動画共有するよう求めている。通所リハは公共交通機関利用や買い物先でのサービス提供も可能など周知している。


北海道福祉教育専門学校(室蘭)「認知症あんしん生活実践塾」報告会

 家族介護者らが半年間にわたり認知症ケアの知識や技術を学び、症状改善を目指す「認知症あんしん生活実践塾」。全国各地の自治体等で行われている中、2020年度に初めて胆振管内で開催した、学校法人北斗文化学園・北海道福祉教育専門学校(室蘭市)が成果報告会を開いた。主催者がボランティア(同専門学校学生)を活用し、塾生をサポートしたのは全国で初めて。塾生が介護している家族の認知症状がほとんど消失し、生活が楽になったなどの成果がみられた。同専門学校は21年度も継続して実践塾を開催していく考えで、「地域を巻き込んだ活動に発展させていきたい」としている。


札幌渓仁会リハ病院(中央区) 全病棟に介護福祉士配置

 札幌市中央区の札幌渓仁会リハビリテーション病院は全ての病棟に看護補助者として介護福祉士を配置している。介護専門職ならではの視点で入院患者の生活場面を観察し、得られた情報を病棟カンファレンス等で共有するなどチームアプローチに貢献。介護福祉士の新たな活躍の場となっている。同病院は2017年6月の開業当初から、限られた入院期間内に患者のADL維持・回復とともに、セルフケア能力を高めてもらうためには、リハ室だけでなく病棟で過ごす時間を活用した専門職によるアプローチが必要と判断。その役割を担うポジションとして看護補助業務を担う介護福祉士の病棟配置を独自に進めてきた。


大学生が高齢者生活支援担い手に 札幌・ボランティア団体「まごのて」

 北大生が中心となり札幌市内学生によるボランティア団体「まごのて」を2020年4月に立ち上げ、同市東区社協のサポートを受けながら高齢者の生活を支える活動をスタートした。これまでに買い物代行、庭の草刈り、傾聴など有償ボランティアに結び付いており、2年目は活動の幅を広げていく考え。東区社協は「地縁だけではなく、若い世代の担い手も育てていきたい」と期待を寄せる。


●2021年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)厚労省
●21年度介護報酬改定効果4項目検証 厚労省、社保審分科会に提示
●介護福祉士国試合格率7割超える 北海道内合格者0.8%減の2943人
●高額手数料などトラブル回避へ適正な職業紹介事業者基準策定 厚労省、認証制度検討も
●ヨーグルト6万個寄贈 よつ葉乳業に感謝状 北海道老施協
●北海道が業務改善推進オンラインシンポ モデル事業4事業所実践報告
●社会福祉士、精神保健福祉士国家試験北海道内養成校別受験者・合格者数と合格率
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●訪問看護リハビリステーション樹(札幌市厚別区)庄司しおり管理者
【連載】●ケアが変わる介護ロボットAtoZ=2
     北海道介護ロボット普及推進センター啓発事業
    ●ふれあいサロンの経営学=9
     北海学園大学経営学部教授 菅原浩信氏

    ●「介護医療」への思い=休
     ちとせの介護医療連携の会 事務局長 木下浩志氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=56
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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