北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2021年(令和3年)5月13日付

発生経緯、対応、振り返りなど 厚労省がハラスメント事例集

 厚生労働省は「介護現場におけるハラスメント事例集」を作成した。施設・事業所から聞き取った14事例の発生経緯や対応、振り返りなどを紹介。ハラスメント予防・対策に向けた取り組みのヒントを得られるほか、職員向け研修で事例を基に議論しハラスメントへの理解を深めるための素材として活用、職員が安心して継続的に働ける労働環境整備につなげてほしいとしている。


札幌市・認知症デイ、江別市・デイ 事業所垣根超え共同農作業

 札幌市中央区の認知症対応型通所介護「ももいろはーと」(定員12人)、江別市の通所介護「結いの家文京台」(定員25人)の利用者、職員らが事業所の垣根を超えて江別市内で共同農作業プロジェクトを始めた。春の雪解けを待ち、親交の深い両事業者が温めていた企画でカボチャ、トマト、イチゴなどを栽培予定。農作業を通じて作物の成長を思い浮かべながら育て、収穫する喜びを分かち合う。4月下旬に開かれた開幕式には北海道若年認知症の人と家族の会(道ひまわりの会)も参加。屋外で交わす久しぶりのふれ合いに利用者らは笑顔を見せていた。


3月31日現在、認知症キャラバン状況 全国サポーター1300万8855人

 全国キャラバン・メイト連絡協認知症サポーターとキャラバン・メイトを合わせた累計は1317万7692人(サポーター1300万8855人、キャラバン・メイト16万8837人)。サポーター養成講座開催回数は2005?20年度累計で40万658回。北海道内の状況は、サポーター数49万684人(メイト数6883人)。


新ひだか町 介護サービス事業経営改善で新体制スタート

 新ひだか町は直営介護保険施設等の経営改善に着手し、4月から新体制でスタートした。特養静寿園(定員120人・短期入所12人)、同蓬莱荘(同50人・短期入所10人)、通所介護あざみ(同32人)、同なごみ(同)、同みついし(同25人)、ケアハウスのぞみ(同20人)は指定管理者制度を導入し、萌福祉サービス(本社・札幌市西区)が一体的に運営。老健まきば(入所50人、通所10人)は3月末で廃止した。人口減、人材不足が深刻化の一途をたどる中、民間活力を導入しながら持続可能なサービス提供を目指す。


●21年度介護報酬改定・入浴介助加算(●2=ローマ数字)「デイ等で自立」を当面の目標に算定可 厚労省がQA続報
●留萌市内17事業所など参加 介護事業者コロナ対策連協設立
●2021年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.8)(Vol.9)
●北海道内市町村別キャラバン・メイト、認知症サポーター数=自治体型(3月31日現在)
●介護現場におけるハラスメント事例集(抜粋)厚労省
●通所介護19年度経営状況分析=WAM
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●北海道医療大(当別町)本家寿洋リハビリテーション科学部教授
【企画】●多彩なメニュー提供、地域密着型デイ「ラ・デュース桜町」(恵庭市)
【連載】●ふれあいサロンの経営学=13
     北海学園大学経営学部教授 菅原浩信氏

    ●「介護医療」への思い=21
     ちとせの介護医療連携の会 事務局長 木下浩志氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=61
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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