北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2021年(令和3年)6月3日付

認知症伴走型支援拠点 整備マニュアル作成 厚労省

 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)の一環で2021年度に創設された認知症伴走型支援事業。認知症の本人や家族に対し日常的・継続的な支援を提供する身近な拠点整備に向け、厚生労働省は担い手として期待する認知症グループホーム等に必要な考え方や手順を整理したマニュアルを作成した。早い段階から担当ケアマネが決まるまでを一つの節目に、認知症介護実践リーダー研修修了者ら中堅以上の職員が担当するなど具体的内容を盛り込み拠点づくりを後押ししている。


医療・介護はDX化促進など5項目柱 規制改革推進会議が答申骨子案

 政府の規制改革推進会議は「規制改革推進に関する答申骨子案」を提示した。医療・介護ワーキング・グループは「医療・介護分野における生産性向上」「医療分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)化の促進」などが柱。委員からはデジタル戦略について、個別の進ちょく管理だけでなく、国民目線の改革という考え方や改革の意図について現場への浸透度をフォローアップしていく枠組みを求める声も上がった。月内の答申を予定している。


苫小牧市社協 コロナ下、サロン活動に代わる楽しみ

 苫小牧市社協は新型コロナウイルス感染拡大による老人クラブ、サロン等の活動自粛に伴い、2020年5月から無料冊子「おうちでたのしめ?る便」を毎月発行している。脳トレ、介護予防体操など、職員が毎回35ぺージ前後を編集・製作し、スタート時は1000部だったのが好評なため4500部へ増刷。136カ所の町内会、老人クラブ経由で民生委員による見守りを兼ねて高齢者宅に配布している。21年度も発行継続が決まっており、「新型コロナ収束の見通しが立たない中、サロン等に代わる楽しみにつながれば」と意気込む。


認知症フレンドシップクラブ石狩事務局 雑木林開拓プロジェクト始動

 認知症フレンドシップクラブ石狩事務局は、高齢者が石狩市内の雑木林を開拓するプロジェクトを開始した。新型コロナウイルス感染拡大による活動自粛が2年目を迎える中、「専門職として手をこまねいていられない」と奮起。屋外で感染対策しながら社会参加できる取り組みとして、市内介護事業所に要介護高齢者によるボランティア参加を声掛けし、通所介護利用者と職員が週1回、笹(ささ)刈りに精を出す。秋には開拓した敷地内で「屋外版認知症カフェ」を開催する考えで、同プロジェクトへの参加者を募っている。


●新型コロナ集中的検査実施 通所系も対象に 厚労省が事務連絡
●第24回ケアマネ試験案内配布 申込受付24日まで
●骨太方針2021骨子案 経済財政諮問会議に提示
●事例基に策定ポイント解説 「社会福祉施設・事業所のBCP」発刊 CLC
●地域における認知症ケア拠点としてのGHの適切な相談支援に関する調査 グループホーム協会
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】傾聴ボランティアアクティブ17(いいな)(札幌市)濱田哲央代表
【企画】北海道福祉事業協力会 ICT化の取り組み(札幌市)
【連載】●ふれあいサロンの経営学=16
     北海学園大学経営学部教授 菅原浩信氏

    ●「介護医療」への思い=24
     ちとせの介護医療連携の会 事務局長 木下浩志氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=64
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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