北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2021年(令和3年)6月10日付

看取り「受け入れる方針」でも実績に差 高齢者向け住まい実態調査

 高齢者向け住まいが多様化する中、看取りについて「希望があれば受け入れる方針」であっても施設類型によって受け入れ実績に差が見られると、厚生労働省の実施した高齢者向け住まいにおける運営形態の多様化に関する実態調査で分かった。住宅型有料老人ホームは介護付き有料老人ホームに比べ入居者の平均要介護度が高いにもかかわらず看取り実績のある施設が少なく、夜間看護体制などが要因と分析している。


成長戦略会議 21年度実行計画案取りまとめ

 政府の成長戦略会議が開かれ、2021年度成長戦略実行計画案を取りまとめた。具体的施策を記載したフォローアップ案では介護助手活用や兼業・副業支援で介護人材確保に取り組む方針を示した。データヘルス推進による科学的介護実現、介護サービスのベストプラクティス策定も盛り込んだ。今月中旬にも閣議決定の予定。


在宅ホスピス札幌北 末期がん、難病等の高齢者特化

 末期がん、難病等のため入院、自宅療養の難しい高齢者が「最期まで安心して暮らせる住まい」を目指し、札幌市東区北32条東1丁目で4月にオープンした住宅型有料老人ホーム「在宅ホスピス札幌北」(全39室)。高齢者住宅、訪問看護等を全国展開するシーユーシー・ホスピス(本社・東京都中央区)が運営し、訪問介護、訪問看護併設で夜間職員体制を手厚く整備。医療依存度の高い高齢者に特化したコンセプトで入居者・家族の思いに寄り添い、最期まで前向きに生きる暮らしを支えている。


豊生会グループ初、障害福祉サービス参入

 札幌市東区のNPO法人ニルスの会(医療法人社団豊生会グループ)は就労継続支援B型事業所「D.Factory」を1日、同区東雁来にオープンした。障害福祉サービス事業所運営はグループで初めて。自動車整備工場を併設し、利用者は整備士から技術を習得し一般就労につなげるほか、経営面ではグループ全体の車両と職員所有車両の整備を担うことでコスト削減、福利厚生充実のメリットも見込む。


●個々の医師・看護師ら新型コロナワクチン接種協力 兼業許可、届け出等柔軟な取り扱いを
●運動プログラム理論実践を易しく解説 認定NPOふまねっと 北澤理事長が解説書
●共生型サービス実態把握・普及啓発調査研究事業 最近1年間で利用登録者増
●高齢者向け住まいにおける運営形態の多様化に関する実態調査報告書から 厚労省
●三菱UFJリサーチ&コンサルティング 共生型サービス実態把握・普及啓発調査研究(抜粋)
●新型コロナ影響、社福3分の1が減収 WAM経営動向調査
●成長戦略フォローアップ案 重要分野における取り組み
●札幌・手稲渓仁会病院 コロナで自粛の健康体操教室 オンラインで再開
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】訪問看護・ご近助ナースリハビリステーション札幌(札幌市西区)佐藤寛悟管理者
【企画】複合施設「グラン・セラ柏陽」新体制(千歳市)
【連載】●ふれあいサロンの経営学=17
     北海学園大学経営学部教授 菅原浩信氏

    ●「介護医療」への思い=25
     ちとせの介護医療連携の会 事務局長 木下浩志氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=65
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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