北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2021年(令和3年)7月15日付

保険外サービス提供 「経営メリットある」2割 厚労省調査結果公表

 介護保険サービスと組み合わせることによる相乗効果が注目されている保険外サービス。普及を目指している厚生労働省の公表した調査研究結果によると、保険外サービス提供で経営面にメリットがあると考える訪問介護事業所は2割程度にとどまることが分かった。保険外サービス推進に前向きな要素が少ない中、調理、洗濯など利用者と家族分の「同時一体提供」は利用者・家族ニーズ、事業所側の提供意向ともに比較的高く、実施に向け優先し検討するよう提案。特定ヘルパー指名、時間指定は対応困難が多数を占めている状況だ。


札幌市介護予防センター北光 8月2日から「散歩と脳トレ」イベント

 新型コロナウイルスの影響で外出控えが続き、高齢者のフレイルが懸念される中、札幌市東区の介護予防センター北光は対面を避けながら散歩と脳トレを促すイベントを、8月2日から4週にわたって実施する。


札幌市「カームヒル西円山」 資格生かし個別口腔ケア開始

 社会福祉法人渓仁会の運営する札幌市中央区のケアハウス「カームヒル西円山」(定員100人)は、新型コロナウイルス感染予防のため活動量が減り、口腔・嚥下機能の低下するオーラルフレイルのみられる特定施設入居者生活介護入居者を対象に、個別口腔ケアに取り組み始めた。一般社団法人総合健康支援推進協会認定資格「介護口腔ケア推進士」を取得した看護師が中心となり、不定期ながら入居者居室を訪れ正しい口腔ケア習慣定着を目指す。今後、他職員とも学びを共有し口腔・栄養ケアに力を入れていく考えだ。


砂川市、妹背牛町総合事業サービスB スタートから5年、成果と課題

 2016年から介護予防・日常生活支援総合事業サービスBに取り組んできた砂川市と妹背牛町。訪問型、通所型共に実施する砂川市は、市社協がサポートしてきた支え合いの仕組みを移行。通所型を提供する妹背牛町は町民交流スペースを運営するNPO法人の既存サービスをベースとし、事業対象者、担い手双方の介護予防につなげてきた。開始して5年が過ぎ、両自治体とも成果と課題が見えてきた。


●保険外サービス活用推進に関する調査研究事業報告書から
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】つながる介護さっぽろ 小林広志氏
【企画】できることを見つける認知症デイ「いろはな」(札幌市手稲区)
【連載】●ケアマネ受験講座=2
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●ふれあいサロンの経営学=22
     北海学園大学経営学部教授 菅原浩信氏

    ●「介護医療」への思い=30(終)
     ちとせの介護医療連携の会 事務局長 木下浩志氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=70
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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