北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2021年(令和3年)9月2日付

ヘルパー・介護職員離職率 過去最低14.9%

 ヘルパー・介護職員を合わせた2職種計の2020年度離職率は19年度より0.5ポイント低い14.9%となることが、介護労働安定センターの実施した介護労働実態調査で分かった。これまでの調査で最も低く、全産業の平均離職率15.6%(厚生労働省雇用動向調査)を下回った。北海道内離職率は全国に比べ0.7ポイント高い15.6%(19年度15.8%)だった。採用率は全国16.2%(同18.2%)、道内は全国を上回る18.0%(同16.9%)。


富良野市在宅医療・介護連携推進事業 インシデントレポートで課題共有

 富良野市は在宅医療・介護連携推進事業として、介護・医療従事者が入院時引き継ぎ等で生じた課題を共有し気付き、きっかけを得られるよう「連携インシデントレポート」の取り組みを始めた。問題発生の際、連携に関わる多職種がレポートに発生内容や影響、気付きを記述し地域包括支援センター、市内医療機関地域医療連携室に提出。集められた情報を基に同事業ワーキングチームが新たな施策検討、関係機関と情報共有し連携強化につなげていく。


北海道内高齢化率32.1% 夕張、歌志内、上砂川、松前が50%超

 北海道内高齢化率は1月1日現在、2020年同期と比べ0.4ポイント上昇し、32.1%となった。75歳以上高齢化率は0.3%高い16.3%だった。市町村別で最も高いのは20年と同様に夕張市52.8%(19年51.8%)、次いで歌志内市、上砂川町、松前町が50%を超えた。夕張市は75歳以上高齢化率も唯一30%を上回った。


石狩管内包括C職員有志オンライン座談会

 札幌市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、新篠津村の地域包括支援センター職員有志による座談会がオンラインで開かれた。新型コロナウイルスの影響で高齢者支援、介護予防など日常業務が制限される悩み、専門職としてのもどかしさを共有した。介護予防・日常生活支援総合事業、高齢者フレイル状況、介護予防などの相談、情報提供をグループワークで行い、新たな気づき、アイデアにつながったようだ。オンライン座談会は新型コロナによって包括C職員の研修機会が減り、地域をまたいだ情報交換が途絶えていたため、佐藤信一郎北広島にし高齢者支援センター長が開催を呼び掛け、石狩管内包括C職員40人余りが参加した。


●北海道内市町村高齢化率と75歳以上高齢化率 1月1日現在道まとめ
●20年度介護労働実態調査(抜粋) 介護労働安定センター
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】認知症デイ「結いの家野幌」(江別市)早出正人管理者
【企画】憩いの場づくり、地域密着型デイ紡み(札幌市南区)
【連載】●ケアマネ受験講座=7
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事

    ●ふれあいサロンの経営学=26
     北海学園大学経営学部教授 菅原浩信氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=74
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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