北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2021年(令和3年)9月16日付

医療・介護有資格者と支援必要な障害児者・高齢者らマッチング

 急なサポートの必要な障害児者、高齢者、当事者家族らと、手の空いた時間を支援に役立てたい医療・介護有資格者をつなげる仕組みづくりを目指し、札幌市内の看護師、障害児家族らがNPO法人あえりあを設立した。8月からホームページ上で双方をつなぐ会員制マッチングサービス「さぽんて」を提供しており、当面は同市内の障害児者・当事者家族を対象にする。用事を済ませるまでの見守りなど、保険サービスになじまない医療・介護支援のすき間を埋めていく。同法人は、同市内の重症児デイサービス(運営・ソルウェイズ)に勤めている看護師・高橋亜由美氏を代表理事として7月に設立された。


さわやか福祉財団いきがい・助け合いサミット

 さわやか福祉財団いきがい・助け合いサミットin神奈川がオンラインで開かれた。全体シンポジウム「幸せな人生と社会に不可欠ないきがいと助け合い」では新型コロナウイルス感染症による影響で先の見通せない日々が続く中、生活に困りごとを抱えている人を支え地域のつながりを深める取り組みの考え方、ヒントを共有した。2019年第1回大阪サミットに続く2回目の開催。地域住民の皆が互いに支え合い、助け合い、励まし合う社会にしていくためには、生活支援コーディネーターをはじめ自治体、NPO、行政、社協、地域包括支援センター等の「働きかける側」が心掛けるべきことについて考えを深めた。


住宅型有料ホーム「あおい新さっぽろ館」10月オープンへ

 札幌市東区などで看護小規模多機能型居宅介護併設の住宅型有料老人ホーム「あおい」シリーズを展開するソニックは、同市厚別区に「あおい新さっぽろ館」を10月1日オープンする。同社運営の有料ホームは7拠点目。東区の4施設(北40条館、新道東館、栄町館、元町館)と同様、看護小規模多機能を併設し、医療機関を退院後、1人暮らしに不安のあるケースをはじめ、医療ニーズの比較的高い中重度者受け入れにも対応可能な運営モデルとして展開していく。


札幌市南区の居宅支援事業所等 18年から月1回、合同事例検討会

 札幌市南区の居宅介護支援事業所などが2018年から毎月1回、法人の枠を超えた合同事例検討会を開き3年過ぎた。事例提供者、司会進行役、板書係を当番制にすることで運営負担を分散し、医師、看護師、リハ職等オブザーバー参加で新たな視点を発見するなど、困難事例に対応できるスキルアップを図り地域ケアマネジメント力向上につなげている。検討会事務局を務める定山渓病院在宅ケアセンターの大島一樹所長が発起人。特定事業所加算算定要件に「他法人と共同で事例検討会、研究会等を実施」が盛り込まれたのを踏まえ、同区内事業所に呼び掛けた。


●生活支援コーディネーターが行く!=札幌・白石区編
●LIFE活用状況10月調査開始へ 21年度報酬改定効果検証 社保審給付費分科会委員会
●生活困窮者就労準備支援事業 北海道社協が本格始動
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【企画】小樽育成院、打ち上げ花火で地域応援(小樽市)
【連載】●ケアマネ受験講座=9
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事

    ●ふれあいサロンの経営学=28
     北海学園大学経営学部教授 菅原浩信氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=76
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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