北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
週刊:介護新聞

2021年(令和3年)11月25日付

介護職賃金引き上げ月額9000円、22年2月から 政府が総合経済対策

 政府は、介護現場で働く職員の賃金を月額9000円引き上げる措置など盛り込んだコロナ克服・新時代開拓のための経済対策を、19日に開かれた経済財政諮問会議に提示。介護・福祉人材の収入を2022年2月から3%程度引き上げる方針を固めた。現場で共に働く介護職以外の他職員の処遇改善にも充てることができるよう柔軟な運用も認める方針。


子ども食堂「ナースの台所かめい亭」 札幌市西区・ナースエナジー

 札幌市西区二十四軒の住宅型有料老人ホーム「看病付宿舎 なはちがる」(全11室)が毎週土曜午前9時から11時まで15食限定で、子ども食堂「ナースの台所かめい亭」を開いている。新型コロナ感染拡大の影響など、さまざまな理由で生活に困窮する家庭の増えている中、運営会社ナースエナジー代表取締役で看護師・ケアマネの亀井紗織氏が企画。10月30日から始め、周知の難しさを感じながらも地域に向けた活動に取り組んでいる。同社は2012年に「看護にしかできない社会貢献をする」の思いで創業し訪問看護、有料ホーム等を運営。なはちがるは、入居者の大半が要介護5で医療依存度の高い高齢者を中心に支えてきた。


札幌で12月3・4日、医療・介護ロボット展

 北海道ヘルスケア・ロボット協会は入場無料の「ヘルスケア(医療・介護分野)ロボット展」を12月3、4の両日、札幌市東区の札幌総合卸センター・デ・アウネさっぽろで開く。医療・介護分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進される中、新型コロナウイルス対策関連、ICTロボットなど約40企業の取り扱う80種類を超える最新機器が展示される。


医療・福祉分野報酬など 分配在り方見直しを 財政審分科会

 財務省は財政制度等審議会財政制度分科会を開き、政府が具体化に向け検討している介護職らの賃金引き上げについて、実効的な仕組みの必要性を裏付けるデータを提示。女性、非正規雇用の多い医療・福祉分野で処遇改善を図るため診療報酬、介護報酬をはじめとした分配の在り方見直しを求めた。


根室市 介護福祉事業所勤務10年以上に奨励金

 根室市は市内介護福祉事業所に10年以上勤務した介護職、看護師、生活相談員、ケアマネら148人を対象に奨励金1人当たり6000円を24日に支給した。奨励金支給は、介護福祉サービス事業所を運営する市内全11法人が人材確保対策協議会を組織し、現場意見を取りまとめた提言書によって具体化した。自治体独自の奨励金は全国でも珍しく、深刻な人材不足の歯止めに期待が寄せられる。


●地域交流会オンライン開催 学習療法成果を発表 社会福祉法人光寿会
●医療福祉分野の雇用情勢 財政審資料から
●年齢階級上がるほど「現役世代負担増やむなし」 厚労省・社会保障意識調査報告
●受け入れ現状、展望紹介 外国人人材オンラインセミナー 介事連支部、札幌商工会議所共催
●虐待と介護者課題から ケアラー支援模索 北海道高齢者権利擁護考える集い
●2020年度介護・福祉施設経営状況(速報)就労継続支援B型 福祉医療機構
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】特養エテルナ(旭川市)佐々木宣明施設長
【企画】ごちゃまぜの福祉とまちづくり講演会(室蘭市)
【連載】●〇まる福連携2021 福祉分野からみた異業種との対話=2
     一般社団法人福祉システム北海道 高橋銀司代表理事
    ●「人間関係で辞めます!」を防ぐ―職場の良好な人間関係づくりと相互理解=5
     藤女子大准教授 船木幸弘氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=85(終)
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

topへ戻る

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。