北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2022年(令和4年)4月22日付

訪問介護、増加に転じ3年ぶり1700件台 北海道内サービス種別事業所

 北海道内の主な介護保険サービス種別事業所数の年度推移をみると、訪問介護は4月1日時点で2021年同日に比べ17件増(新規85件、廃止等68件)の1700件となった。近年の減少傾向から増加に転じ、3年ぶりに1700件台に回復した。居宅介護支援は4年連続マイナスで減少基調が止まらず、訪問看護は増加傾向が続いている。道資料に基づき各年4月1日時点のサービス種別事業所数を本紙が集計した。


介護サービス効率性向上へ 経営大規模化・協働化を推進

 財務省は介護経営主体の大規模化・協働化推進を求める提言を財政制度等審議会財政制度分科会に示した。備品一括購入などスケールメリットを生かした先進事例提示とともに、効率的な運営に成功した事業所等を介護報酬上で評価することで取り組みを促していく考え方も示された。


22年度WAM助成 北海道内8事業を採択

 福祉医療機構2022年度社会福祉振興助成事業(WAM助成)に北海道内から8事業が採択された。札幌市北区のNPO法人楽しいモグラクラブは引きこもり者などを伴走支援する人材を育成。同市豊平区で多世代交流サロンを運営するNPO法人ねっこぼっこのいえはサロン活動と連動した相談事業を展開する。いずれも生きづらさを感じながらも制度につながりにくいケースをサポートする。


障害福祉・サービス「すき間支援」 「親亡き後」幅広いサポート望む

 一般社団法人札幌市手をつなぐ育成会(北区)は障害福祉制度・サービスの「すき間支援」に関する調査・研究報告書「Sustainable Welfare Idea Book」をホームページに公開した。障害を抱える子どもを持つ保護者を対象としたアンケート調査等を行い、知的障害分野の具体的課題を見つけ、効果的支援企画・展開につなげるのが狙い。同報告書は、親を亡くした障害児・者の生活支援、財産管理といった「親亡き後問題」が社会課題となっているのを踏まえ、知的障害分野における具体的課題についての調査結果をまとめた。


北ひろしま福祉会 機能訓練センター併設新施設オープン

 北広島市内で障害者支援施設、介護保険サービスなど幅広く運営する社会福祉法人北ひろしま福祉会は年齢や障害の程度を問わず、さまざまな人が身体を動かすことができる、ブランコ等の感覚統合遊具を設置した運動スペースのある新施設を同市内にオープンした。法人独自部門「機能訓練センター」が併設され、常駐理学療法士によって法人施設・サービス利用者、職員に対し身体機能評価に基づく運動の提案も行っている。


●有資格者兼業・副業、週休3日10時間など 多様な働き方事例集作 厚労省
●区民健康寿命延伸の取り組み 行動変容つながる周知を 札幌市東区地域ケア連絡協例会
●社会保障に関する財務省提言 財政制度分科会資料から抜粋
●福祉制度・サービスの「すき間支援」に関する調査・研究報告書=札幌市手をつなぐ育成会
●介護現場における「多様な働き方」取り組み事例集(抜粋)21年度厚労省老健事業
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】訪問看護リハビリステーション白ゆり南郷(札幌市白石区)長谷川亮輔地域連携デザイナー
【企画】支援者応援するブックカフェ&バー「Sen」(帯広市)
【連載】●すぐに活かせる「健足づくり」虎の巻=3
     株式会社シーラボ代表取締役 杉田恵子氏
    ●ふくしのよろずや的ケアチームコンパス=18
     ふくしのよろずや神内商店合同会社 神内秀之介代表
    ●「人間関係で辞めます!」を防ぐ―職場の良好な人間関係づくりと相互理解=24
     藤女子大准教授 船木幸弘氏
    

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