北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

平成26年(2014年)4月18日付

脳卒中パス患者登録1,000件を突破、生活ガイドブック作成

 脳卒中クリティカルパスの地域連携追跡システム登録症例数が、3月10日現在で前年同期比1.4倍となり、1000件を超えたことが、道地域連携クリティカルパス運営協議会(会長・宝金清博北大脳神経外科学分野教授)のまとめから分かった。新たに生活支援の手引きとなる「脳卒中あんしん生活ガイドブック」を作成、全道域で医療・介護多職種による活用、普及を目指していく。


日赤10病院26年度予算 病院収益5.4%アップ見込む

 日赤道支部における10病院の26年度医療施設特別会計予算(収益的収入ベース)病院収益は前年度当初予算比5.4%増の585億7870万円、医業収益は4.5%増の550億2680万円を計画している。北見は新病院オープン、旭川は外来ホール改装、釧路は産科病棟個室増設や救急車の整備、函館は屋上防水や給水ポンプ、厨房吸排気設備等の工事を行う。


嚥下リハで誤嚥性肺炎予防推進を のみこみネット研修会

 のみこみ安心ネット・札幌(代表・生駒一憲北大病院リハビリテーション科教授)公開研修会が札幌市で開かれ、国立国際医療研究センターの藤谷順子医長が特別講演。食物が誤って気道に入ることで引き起こる誤嚥性肺炎は、身体機能が低下している高齢者ならば誰でも発症する危険性があり、嚥下リハビリの必要性を説いた。


北見赤十字 オホーツクPETセンター開設

 新病院建設を進めている北見赤十字病院(吉田茂夫院長・680床)は、オホーツクPETセンターを先行オープンした。PET導入はオホーツク圏初で、道内3次医療圏すべてに整備されたことになる。
 センターは病院と道路を挟み建設したRC造2階建て延べ1300平方メートルで、1階に受付と患者用ラウンジを配置。2階の検査室にPET―CTを1台設置し、将来的にもう1台増設できるスペースを確保している。1日最大12人まで対応し、他医療機関からの紹介患者も受け入れていく。


自治体病院24年度事業概況、総病床数20万床割れ

 総務省は、全国自治体病院の24年度事業概況をまとめた。病院事業・病院数は前年度比9事業・16病院減の643事業・847病院で、事業数、病院数ともに減少した。病床数は一般が2.1%減、療養が2.7%減、精神が2.6%減など全体では2.2%減の19万6124床と、20万床を割り込んだ。

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