福祉医療機構は、99床以下の小規模病院について、24年度決算分の経営分析参考指標を用いて経営実態分析を行い、リサーチレポート「小規模病院の特性と求められる方向性」を取りまとめた。小規模病院は入院基本料が下がるにつれ利益や黒字割合も減少していることから、上位の入院基本料を目指すのが困難であれば、早い段階での病床転換も視野に入れる必要があるなどと提言している。 厚生労働省の25年医療施設調査によると、全国8,540病院のうち、99床以下の病院が占める割合は36.7%で、病床規模別の構成割合では最も高い。 |