北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

平成27年(2015年)4月10日付

道地域医療連携支援センター、地域枠医師配置で考え方

 道地域医療連携支援センター(道保健福祉部地域医療推進局地域医療課)は、修学資金貸付による地域枠制度で養成された医師(地域枠医師)の「配置等の考え方」をまとめた。『地域医療への貢献』と『キャリア形成』の両立を基本に、本道における医療提供体制の一翼を担える医師の育成・確保を目指す。
 地域枠制度で医師の配置対象として知事が現在指定している「指定公的医療機関」は、一般病床200床未満の病院・診療所178施設と、札幌市・旭川市を除いた一般病床200床以上の臨床研修病院22施設の計200施設。


がん診療連携指定病院、道が4施設を追加

 道は、新たな道がん対策推進計画に基づき、地域の中核を担う「道がん診療連携指定病院」に、1日付で札幌、北空知、西胆振の4病院を追加した。これまで拠点病院がなかった北空知に指定病院が設置されたことで、がん医療の空白地域は7圏域に減った。


北大眼科、網膜エネルギー産生に(プロ)レニン受容体関与

 北大眼科学分野の石田晋教授、神田敦宏特任講師らの研究チームは、網膜において(プロ)レニン受容体がピルビン酸脱水素酵素を介してグルコース代謝経路、ひいてはエネルギー産生に関与していることを明らかにしたと発表した。
 チームはこれまで、成人失明原因第2位の糖尿病網膜症などの網膜疾患において、(プロ)レニン受容体が炎症や血管新生などの病態を制御する重要な鍵分子であることを突き止め、新規標的とした薬物治療研究を多角的に進めている。一方で、成体網膜における(プロ)レニン受容体の生理的機能は明らかでなかった。


豊和会、大谷地に新病院開設

 医療法人豊和会(須賀俊博理事長)は、消化器疾患やがん治療を中心に地域密着型の医療展開を目指す「新札幌豊和会病院」を地下鉄大谷地駅近くの札幌市厚別区大谷地東2丁目5―12にオープンした。グループの豊和会札幌病院(豊平区)から105床を移設。在宅療養支援病院として、24時間体制で緊急時入院等に対応、地域の医療機関や介護施設・事業所との連携を強化していく。

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