札幌市豊平区の佐々木内科病院(佐々木嵩理事長、石井勝久院長・42床)は、独居高齢者のインスリン注射管理と訪問看護師介入の実態を調査。ヘモグロビンA1c(HbA1c)値の高い患者は、穿刺や抜針、針の取り付け等に問題が多く、注射の打ち忘れが頻回な上、訪問看護の利用も少ないことが分かった。合併症を抱える高齢患者や認知症患者が増加していることから、糖尿病の重症化を防ぐため、佐々木理事長は「在宅サービス事業者等とも一緒になった連携強化が急がれる」と警鐘を鳴らしている。 同病院は、道内初の糖尿病専門病院として1981年に開院。糖尿病患者は月平均約1,600人で65歳以上が半数強を占める。 |