小樽市の済生会小樽病院(近藤真章病院長・258床)は、回復期リハビリ病棟に薬剤師を常勤で配置。医師や看護師、リハビリスタッフとともに、入院時から退院後を視野に入れた服薬管理に取り組んでいる。
同病院は一般病床のほか、回復期リハビリ50床、地域包括ケア53床を運営。回復期リハビリ病棟には脳卒中後遺症や骨折後のリハビリ患者、高齢者、認知症患者が多く、円滑な退院に向けて、薬の「飲み残し」「飲み忘れ」をいかに減らすかが課題の一つとなっていた。 同病棟ではこれまで服薬自己管理が必要な患者に対し、開始時期や管理方法の決定を担当看護師が行っていたが、飲み忘れに対する把握手段が確立していなかった。
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