北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

平成29年(2017年)2月10日付

白老町立、公設民営へ─苫小牧市医師会が協力

 胆振管内白老町は、町立国保病院(猪原達也院長・58床)を公設民営化する方針を明らかにした。苫小牧市医師会と苫小牧市が運営する一般財団法人苫小牧保健センター(理事長・沖一郎苫小牧市医師会会長)に指定管理者方式も視野に経営を委ねる考えで、これから協議を進めていく。建て替え工事が終了し、新しい施設で診療を開始する2022年度から実施する計画だ。
 同センターは、健診事業や夜間・休日急病センター運営に加え、16年度から苫小牧呼吸器内科クリニックの指定管理者になっている。


札幌市17年度予算案、不育症治療を推進

 札幌市は、2017年度予算案を発表した。一般会計・保健福祉費は前年度予算比1.8%増の3,657億1,600万円。新規事業として、不育症治療への費用助成に560万円、夜間・休日における外国人患者の受入医療機関確保に430万円、介護療養型医療施設転換整備事業(1カ所)に3,600万円を計上した。
 不育症治療を助成する政令市は京都、新潟、静岡、神戸に続いて5市目。指定医療機関で不育症(疑いを含む)と診断された夫婦が対象で、助成額は検査・治療1回につき上限10万円で、2分の1を補助(回数制限なし)する。

 


HTR10年でシンポ、橋渡し研究さらに発展へ

 北海道臨床開発機構(HTR)の第10回「オール北海道先進医学・医療拠点形成」シンポジウムが札幌市で開かれ、道内3医育大が協働で進めてきた橋渡し研究(TR)の10年間の歩みと成果を報告した。第2期の橋渡し研究加速ネットワークプログラムは3月末で終了し、4月からは第3期の橋渡し研究戦略的推進プログラムがスタートする予定で、来期へ向けてさらなる発展を展望した。

 


札幌秀友会、訪問指導の実施状況調査

 手稲区の札幌秀友会病院(藤原秀俊理事長、村井宏院長・141床)リハビリテーション科は、回復期リハビリテーション病棟での入院時・退院前訪問の実施状況を調査。入棟時FIMの値が低いほど回数を増やし、生活について幅広く目標を立てていることが分かった。

 


道内16年度上半期、1病院・341床ダウン

 道の病院現況調査(2016年10月1日現在)に基づく本紙集計によると、病院数は565病院、総病床数は9万5,528床で、16年度上半期(4〜9月)に1病院、341床減少した。改築、新病院整備等による削減、無床診療所への変更のほか、精神科では入院中止によるベッド返上などもみられた。



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