北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

平成29年(2017年)2月17日付

函館・雄心会、青森の新病院に研究センター設置

 函館市の医療法人雄心会(伊藤丈雄理事長)は、青森市で建設している青森新都市病院(191床)を5月1日にオープンする予定だ。2次救急を担う急性期病院の機能を充実させるとともに、設置が決まっている青森大の付属研究センターで、地域住民の健康増進につなげる研究活動も進める。1987年創立から30周年の節目を迎え、青函双方で地域貢献に尽力する。
 2013年に継承した青森市の近藤病院(104床)と渡辺病院(87床)を統合、東北新幹線新青森駅西口にS造地下1階地上7階建て延べ1万7,000平方メートルの新病院を整備する。


厚医ネット、医療連携強化へ会議で課題共有

 2016年10月に発足した厚別区医療連携ネットワーク(厚医ネット)は、第2回会議を同区で開催。16年度診療報酬改定による退院支援加算新設や、地域包括ケア推進などを受け、各病院に退院調整の仕組みづくりがさらに求められる中、急性期から慢性期までの区内医療機関の連携強化に向けた課題を共有するため、6病院の連携担当者が現状等を報告した。

 


東日本手外科研究会、手外科の継承と発展へ

 第31回東日本手外科研究会(会長・青木光広道医療大リハビリテーション科学部教授)が、札幌市で開かれた。パネルディスカッションで磯貝哲北栄整形外科院長、玉井誠西18丁目・手のクリニック院長、福本恵三埼玉成恵会病院埼玉手外科研究所所長らは、手外科の継承と発展に向けて、それぞれの専門分野・立場から、自身の選択について講演した。

 


丸瀬布厚生、18年春から無床診に

 道厚生連は、オホーツク管内遠軽町の丸瀬布厚生病院(平山典保院長・50床)を2018年4月から無床診療所化する方針を決めた。町内で遠軽厚生病院も運営していることから、新たに策定された地域医療構想を踏まえ、将来の人口、医療需要、入院患者等を見据えて、施設の効率的運用を図っていく。
 遠軽町によると、赤字補填となる運営費助成は13年度決算分1億2,400万円、14年度分1億8,700万円、15年度分1億5,800万円に上り、ほかにも医師配置負担金として年間800万円を支援している。

 



●医療機関群の設定「自ら選択」検討も─DPC分科会 
●一体的情報、常設機関設置を─北海道医療センター菊池院長
●16年度の厚労科研費、白土氏を追加採択
●五稜会、職員のメンタルヘルス対策で心身の不調が軽減


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