北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

平成29年(2017年)3月24日付

西胆振医療ネット、総務省モデルに道内唯一採択

室蘭市医師会(稲川昭会長)の医療情報連携システムネットワーク「SWAN(スワネット)」が、クラウド型の双方向高機能システムを整備する総務省のモデル事業に、道内で唯一採択された。今後は胆振西部医師会(坪俊輔会長)や行政、地域の関係団体と「西胆振医療圏スワネット地域医療連携協議会(仮称)」を設立。医療機関に加えて、調剤薬局や介護系施設などともネットワークを構築、多職種による情報共有へ基盤整備を進めていく考えだ。 


旭医大の高大病連携事業、高校生が報告会

「第8回高校生による医療体験活動報告会」と「第7回高校生による地域医療討論会」が札幌市で開かれた。旭医大の人材育成事業「高大病連携によるふるさと医療人育成の取組」に参加した約145人の高校生が集まり、発表や議論を通じて地域医療問題について学んだ。
 2009年度に始まった同事業は、旭医大、道内各地の高校、医療機関が連携し、体験実習や発表会を通じて次代の地域医療を担う人材の育成を目的としている。

 


北大遺制研「リエゾンラボ」設置、新融合研究創出へ

 北大遺伝子病制御研究所(村上正晃所長)は、学内外の感染・がん・免疫・炎症の異分野融合研究発展へ向け、4月から付属感染癌研究センター(近藤亨センター長)内に「リエゾンラボ」を設置する。3月中旬に構成ユニットによるキックオフミーティングが開かれ、新たな学術分野の創出を目指してスタートを切った。

 


恵佑会第2、再発症例にPDT実施

 札幌市白石区の恵佑会第2病院(細川正夫理事長、高橋宏明院長・135床)は、2016年5月から食道がんを対象に光線力学療法(PDT)を実施している。PDTは、化学放射線療法後にがんが再発した場合の救済治療として15年10月に認可されており、現在、本道では同病院が唯一食道がん領域で導入している。
 

 


公私病院連盟・日病の16年運営実態分析、赤字割合再び増加

 全国公私病院連盟と日病がまとめた、2016年病院運営実態分析調査によると、総損益差額からみた赤字病院割合は72.9%で、15年調査より1.4ポイント増加。前回は5年ぶりに黒字病院割合がアップしたが、再び悪化に転じた。
 赤字割合をみると、自治体は89.0%で1.2ポイント減少。その他公的は60.3%で6.4ポイント、私的は45.9%で7.2ポイントそれぞれ増えた。
 一般病院の平均在院日数は0.26日短縮され14.22日だった。病床規模別では、100床台、200床台がやや延びたものの、それ以外の区分で短縮。

 

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