北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

平成29年(2017年)10月27日付 

17年度医師マッチング、本道は1人減の337人

 医師臨床研修マッチング協議会が公表した2017年度マッチング結果によると、本道は参加55病院(前年度比2病院減)・募集定員462人(6人減)に対し、内定者数は前年度から1人減の337人だった。うち臨床研修病院が15人増の233人で、過去最多だった15年度の222人を上回り、内定者数に占める割合も4.6ポイント増の69.1%と、10年度の68.5%を抜き過去最高だった。
 全内定者数は最多だった15年度(353人)から2年続けて減ったものの、4年連続で300人を超えており、過去3番目の高水準。 

 


横倉氏、診療報酬本体プラス改定必要─勤務医部会連絡協で特別講演

 全国医師会の2017年度勤務医部会連絡協議会が、「地域社会をつなぐ明日の医療を考えるとき─次世代を担う勤務医の未来創成のために」をテーマに札幌市で開かれた。横倉義武日医会長は「世界に羽ばたく日本の医療」と題して特別講演。18年度診療報酬改定に触れ、「過去2年間の人件費2%の伸びは診療報酬で確保してもらわないと困る」と本体プラスの必要性を訴えた。

 


18年度医学部入学定員、 1人減の9,419人

 文部科学省は、防衛医大を除く全国81医学部(医学科)の2018年度入学定員を、前年度比1人減の9,419人とする計画を公表した。17年度で医師確保対策に基づく臨時定員(317人)が終了したため、都道府県が作成する医療計画等に基づく地域医師確保の観点からの定員増(地域枠)を19年度まで認め、18年度は49大学が316人を増員する。
 18年度地域枠のうち、再度の定員増が46大学304人、それ以外の定員増は4大学12人。研究医養成のための定員増(研究医枠)と、併設する歯学部入学定員の削減を行う大学の特例による定員増(歯学部振替枠)を実施する大学はない。

 


五稜会がストレスケア病棟研開催、EAPの受検促進を

 札幌市北区の五稜会病院(中島公博理事長、千丈雅徳院長・193床)は、第22回日本ストレスケア病棟研究会(会長・徳永雄一郎不知火病院院長)を開催した。シンポジウムでは、ストレスチェック制度後のEAP事業の現状と課題について3人が登壇し、受検の促進やメンタルヘルス対策の意義周知を訴えた。

 


17年度道内民間給与、医師平均39歳96万円─道人事委調査

 道人事委員会は月例給を平均0.13%、期末・勤勉手当(ボーナス)を0.1カ月分、それぞれ引き上げるよう高橋はるみ知事に2017年度勧告を提出した。医師や歯科医師などへの初任給調整手当の支給限度額も100〜500円引き上げるとした。
 勧告に際して実施した4月の民間給与実態調査結果によると、時間外手当を含む給与支給額は、医師が平均年齢39.2歳で95万8,431円(前年45.6歳137万5,002円)、医科長が51.3歳で120万5,861円(同53.3歳155万9,882円)などだった。

 


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