北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2018年(平成30年)7月20日付 

病院の医師働き方改革、緊急的取り組み 約3割が「実施」

 医師の働き方改革における緊急的な取り組みについて、厚生労働省の通知を受け、院内で検討や具体策を「実施した」公的・自治体・民間等病院は26.8%、「予定している」が33.7%、「未定」が37.5%、大学病院はそれぞれ30.3%、55.7%、13.9%だった。医療機関の状況に応じた医師の労働時間短縮の予定・検討については、「勤務間インターバル」「連続勤務時間制限」の割合が高かった。

 


地域包括ケア病棟研究大会、課題・展望を議論

 地域包括ケア病棟協会は、第4回地域包括ケア病棟研究大会を札幌市で開いた。シンポジウム「2018年度診療報酬・介護報酬同時改定の影響」で、厚生労働省の迫井正深保健局医療課長、全日病の猪口雄二会長、日慢協の武久洋三会長と同協会の仲井培雄会長が登壇。特別講演や指定演題を通じ、現状や期待、見えてきた課題、展望などについて意見交換した。

 


睡眠学会シンポ、幼児の睡眠健康 啓発を

 日本睡眠学会の第43回定期学術集会「睡眠学の結晶─叡智と学識の結集」(会長・千葉茂旭医大精神医学講座教授)が、白石区の札幌コンベンションセンターで3日間にわたって開かれた。「未就学児の睡眠の諸問題と解決へのアプローチ」と題したシンポジウムでは、乳幼児の睡眠に関する健康課題を巡って、医療や看護、保育の専門家らがそれぞれの立場から発言し、教育のあり方や施策などについて議論した。

 


札幌南一条、透析患者の検査データ 独自システムで管理

 中央区の札幌南一条病院(西田憲策理事長、工藤靖夫院長・147床)は、透析患者の検査データ管理システムを構築。鉄管理4分割図の自動表示化と患者のグループ化で鉄不足を早期に把握し、貧血コントロールにつなげている。
 慢性腎臓病患者の腎性貧血は、心臓や腎臓の病態悪化につながる危険性があるほか、心臓貧血症候群の病態としても注目され、適正管理が求められている。

 


中村記念、看護補助者に緊急対応研修

 中央区の中村記念病院(中村博彦理事長・499床)は、回復期リハビリテーション病棟の看護補助者を対象に、心肺蘇生などの緊急対応における研修を実施。看護師とのスムーズな連携につなげている。
 回復期リハビリテーション病棟は、年間10〜15人の患者に、心肺蘇生などの緊急対応を行っているが、半数は夜間や早朝など、看護師の配置が少ない時間帯に発生している。

 




●自宅等退院、敷地内老健も可─改定疑義解釈その5
●道内高齢化率、30%超える 1月現在で75歳以上も15%に
●日本生殖医学学会 9月6日から旭川市で開催
●釧路市・太平洋記念みなみ、血糖自己測定装置を導入
●北見市・北見赤十字、ブラジル人材育成事業に参画


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