第25回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会inとかち(会長・蘆野吉和地域包括ケアセンターセンター長)が、2日から2日間にわたり帯広市で開催された。ワークショップ「地域で看取れるまちづくり」では、礼文町地域包括支援センターの柴崎陽介社会福祉士と、高知厚生病院緩和ケア科の平山司樹看護師が、それぞれの取り組みや課題を報告した。 柴崎氏は、礼文町の介護の状況について、要介護認定者(要支援者含む)が、2018年12月の時点で164人(認定率18.2%)、要介護1〜2の割合は45%程度で、要介護3〜5の約半数は施設に入所していると解説。漁業優先のため、予防や保健の意識が低く、毎年20人弱が医療・介護を理由に都市部に転出しているとした。 |