札医大(塚本泰司学長)がニプロと共同開発した初の脊髄損傷に伴う神経症候・機能障害に対する再生医療等製品「ヒト(自己)骨髄由来間葉系幹細胞(販売名・ステミラック注)」が、中医協総会の承認を経て、2月26日付で薬価収載された。先駆け審査指定制度の再生医療等製品としては初の承認で、1回分の薬価は1,495万7,755円。 対象患者は、外傷性脊髄損傷でASIA機能障害尺度A、BまたはC。受傷後31日以内を目安に本人から採取した骨髄液中の間葉系幹細胞を体外培養して増殖後、凍結保存したものを主構成体としており、点滴で静脈内に投与する。ピーク時(9年度)の予測投与患者は249人、予測販売金額37億円。 |