北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2019年(令和元年) 5月10日付

介護医療院創設から1年、本道は16施設821床

 長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者への日常的な医学管理や看取り・ターミナルケアなどに加え、住まいとしての生活機能を兼ね備えた施設として、2018年4月に創設された介護医療院。1年が経過した本道の開設状況は、老健からの転換が6施設、診療所全床転換が3施設など計16施設・821床で、全国最多の整備数となっている。
 介護医療院は、地域包括ケアシステムの強化を目指し、生活施設の機能重視を明確化するとともに、医療提供施設、要介護高齢者の長期療養・生活施設として、介護療養病床(療養機能強化型)相当のT型と、比較的容体が安定した人に対応する老人保健施設相当以上のU型が設定されている。

 


道内市立病院19年度計画、苫小牧 医局拡充へ増築棟整備

 本紙は道内市立病院の2019年度整備状況をまとめた。苫小牧は3月に着工した増築棟の建設費として、18年度との2カ年で6億8,300万円を計上し、12月にも完成予定。千歳は災害対策の強化を図り、美唄は新病院建設に向けた動きが本格化する。
 苫小牧は、現在地に移転新築した06年10月に50人だった医師数が、現在は80人まで増加。さらに出張医の増員もあって、医局の狭あい化が長年の課題となっている。
 増築棟は、3階建て延べ約1,500平方メートル、病院西側の医師駐車場に建設する。医局の狭あい化解消が主な目的で、現医局を移転した後の空きスペースには、入退院支援センターの開設を予定している。

 





●地域医療支援病院の要件に医師少数区域支援を提案ー厚労省
●胆振東部地震 在宅障害者調査ー難病連

 


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