日医は第145回定例代議員会を開催した。横倉義武会長はあいさつで、令和時代における医療の大命題として、治療主体の医療から、人々の健康づくりに貢献し、人生に寄り添う医療へと転換することで、「全世代型の社会保障」実現を訴えた。
医師の生涯学習支援について、2016年度から開始した、日医かかりつけ医機能研修制度は、都道府県医師会の協力のもと、応用研修受講者数が3万6千人を超え、全ての都道府県で修了者が出ていると成果を強調した。
地域包括ケアシステムの確立やACPの普及は、「国民から選ばれる、かかりつけ医の存在があってこそ」と説明。かかりつけ医のさらなる普及と機能向上へ、研修制度の充実と拡大に向けた議論を継続していくとした。
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