日医は、TKC医業経営指標に基づく2018年度(18年4月〜19年3月期決算)の経営動態分析を公表。民間医療機関の経営状況は、医業収益(売り上げ)が若干なりとも伸び、材料費率(医薬品費を含む)の低下も認められるが、主として従事者の給与等の上昇により経常利益率は総じて横ばいだった。
分析対象は中小規模を中心に国公立・公的を除く病院831施設、診療所8,470(有床854、無床7,616)施設。民間病院の14%、診療所の10%をカバーし、中医協の医療経済実態調査に比べて診療所の客体数が多いのが特徴だ。
法人の経常利益率は、病院(810施設)で前年度比0.1ポイント増の3.5%、診療所(5,144施設)は0.2ポイント減の5.0%、うち有床(727施設)が横ばいの4.2%、無床(4,417施設)が0.3ポイント減の5.3%だった。
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