北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2020年(令和2年) 8月7日付 夏季特集号

第1部 葛藤と連携 その先の医療へ
安心・安全を支える

 新型コロナウイルス感染症の流行が、わが国の医療体制を一変させた。

 必要な専用病床数の確保、PCR等検査拡充など、国や都道府県の対策が進む一方で、患者の受診抑制、医療機関の経営悪化は深刻な状況になっている。

 厚生労働省が公立・公的病院再編の検討期限を先延ばししたことが地域医療構想にも影響。日医の中川俊男会長が医療計画に感染症を加えて5疾病6事業にするよう提案する中、地域医療を守るためにも医療機関への財政支援は必須だ。

 夏季特集号では、道内最大級のコロナ専用病棟を整備した北海道医療センター、救急体制を維持しながら対応に当たる手稲渓仁会病院の取り組みを紹介。時間隔離やオンライン診療を活用している鈴木内科医院、精神障害に対応した地域包括ケアシステム構築を進める三愛病院を取材。地域医療を支援する「地域共生医育」モデルの構築に取り組む旭医大、医療必要度の高い在宅患者を24時間で支える生涯医療クリニックさっぽろを取り上げた。

 併せて、新型コロナウイルス感染症が医療界に及ぼす影響等ついて、道保険医会の加藤康夫会長、日薬常務理事の有澤賢二道薬副会長に話しを聞いた。

●新型コロナウイルス感染症対応

  北海道医療センター

  手稲渓仁会病院

  鈴木内科医院(清田区)

  三愛病院(登別市)

●インタビュー

  道保険医会会長 加藤康夫氏

  日薬常務理事  有澤賢二氏 

●『地域共生医育』モデルに取り組む

  旭医大  

●特集号連載【和衷協同】

  生涯医療クリニックさっぽろ(手稲区)

第2部 緑陰随想

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