北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
週刊:北海道医療新聞

2020年(令和2年) 11月27日付

精神の退院率目標引上げ 医療計画中間見直し素案(案)

 道医療審議会(会長・長瀬清道医会長)が開かれ、道は医療計画(2018〜22年)の中間見直し素案(案)を報告した。12月にパブリックコメントを実施、その後中間見直し案を協議し、道議会に報告後、3月に諮問・答申するスケジュールになっている。


7〜9月も厳しい経営続く 3団体第2四半期調査

 日病、全日病、医法協の3病院団体がまとめた「2020年度第2四半期の新型コロナウイルス感染症の感染拡大による病院経営状況の調査」結果によると、回答した1533病院の赤字割合は7月53.8%、8月48.6%、9月52.0%、コロナ患者受入れ医療機関は59.5%、54.7%、63.0%で推移し、最悪だった5月に比べ、徐々に改善傾向がみられてきている。しかし上半期の医業収支の悪化は目に余る状態で、昨年並みに入院、外来患者数を戻そうとしても、受診控えが続いており、スムーズな緊急包括支援交付金の病院支給が極めて重要としている。


北大 2軸CBCT機能を開発

 北大放射線医理工学教室の清水伸一教授らの研究グループは日立製作所と共同で、新たな高度陽子線治療のための2軸コーンビームCT(CBCT)機能と2軸四次元CBCT機能を開発し、医薬品医療機器等法に基づく製造販売承認を取得したと発表した。CBCT撮影の高速化と、動く部位の鮮明な3次元画像取得が可能になり、同大の陽子線がん治療がさらに高精度化される。


公認心理師育成に注力―心劇会 実務従事者受け入れ

 中央区でさっぽろ駅前クリニック北海道リワークプラザなどを運営する、医療法人社団心劇会(横山太範理事長)は、公認心理師法第7条第2号に規定する認定施設として、独自のカリキュラムを作成し、公認心理師育成へ実務従事者を受け入れている。


道臨工 透析施設へ人的支援

 道臨工は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、登録制による人的支援に着手した。道や透析関連学会等と連携し、透析施設で感染者や濃厚接触者となり医療従事者の出勤停止者が複数発生した際に、臨床工学技士を派遣し、透析医療の継続を図る。


道内がん登録16年状況 肺、結腸、膵臓の罹患率が高く

 道と北海道がんセンターがまとめた2016年道内がん登録における、がんの死亡割合をみると、男性は「肺」が顕著に高く、次いで「胃」「膵臓」「結腸」「肝・肝内胆管」、女性は「肺」「膵臓」「結腸」「胃」「乳房」の順になっている。


●医師派遣等担う医療機関 「連続B水準」を提案
●通所リハ 月単位体系報酬を新設
●札医大生 矯正医療学ぶ
●勤医協中央 放射線治療専門医を配置
●恵庭市の医療・福祉職が連携 感染対策のチーム活動を展開
●MR 6年連続ダウン―認定センター調査

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。