北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年) 2月19日付

「医療データ分析センター」を新設活用 圏域調整会議の議論促進

 道は、地域医療構想についての2021年度取組方針案を、道総医協地域医療専門委員会(委員長・佐古和廣道医副会長)に示した。これまで行ってきた電子レセプト情報等を活用した受療動向等の分析について、新たに「医療データ分析センター(仮称)」を新設し、幅広いデータを作成・提供し、各圏域における調整会議の議論を促していく。


函館厚生院、旭医大など 小児等在宅医療連携拠点事業展開へ

 道は、NICU等で長期療養を要した小児等の在宅療養を支援する「小児等在宅医療連携拠点事業」について、2020年度から新たに、函館中央病院などを運営する社会福祉法人函館厚生院(南渡島圏)、旭医大(上川中部圏)、障がい者相談支援事業所の社会福祉法人音別憩いの郷(釧路圏)の3団体が加わり、地域モデル事業として展開している。


伊藤財団 交流等助成と学術賞募集

 伊藤医薬学術交流財団(眞鍋雅昭理事長)は15日、2021年度の交流等助成と伊藤太郎学術賞の推薦募集を開始した。新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、海外学会はウェブ開催の出席費用も認めるほか、原則30万円以内だった海外留学助成を同100万円以内に増額する。


市立美唄 新病院計画素案 75床で建設 23年度中開院目指す

 美唄市は、市立病院(松江弘一院長・98床)の建替え基本構想・基本計画素案をまとめた。新病院は一般急性期28床、地域包括ケア15床、療養32床の計75床にダウンサイジングして建設し、将来は総合診療医中心ですべてを地ケア病棟にする、地域における回復期機能を担う病院に機能転換していく考えだ。21年度に基本設計、22年度から着工し、23年度中の開院を目指す。


札幌北楡 透析患者をスクリーニング 低亜鉛血症治療に有効

 白石区の札幌北楡病院(米川元樹理事長、目黒順一院長・281床)人工臓器治療センターは、看護師を中心に、全ての維持透析患者を対象に血清亜鉛スクリーニングを実施。低亜鉛血症と診断された患者に内服療法を行い、不定愁訴の改善に努めている。


社会保障職種の情報連携 オンライン化を推進 厚労省が報告書

 厚生労働省の「社会保障に係る資格におけるマイナンバー制度利活用に関する検討会」は、マイナンバーカード・マイナポータルを活用した情報連携やオンライン化による人材活用など、新たな仕組みづくりを推進する報告書をまとめた。


●22年度研修医 道内募集上限425人に
●国がん調査 がん相対生存率 5年・10年後とも改善傾向
●病院経営人材北大育成拠点 26日から3月5日オンデマンドでシンポ
●北海道大野記念 経皮的卵円孔開存閉鎖術を開始
●道看協 派遣協定で4人受け入れを調整
●介護事業所緊急事態宣言影響 2割強でスムーズな入院できず

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