北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年) 3月12日付

道内専攻医 医師少数区域に14%配置─道調査

 道がまとめた専攻医配置状況調査によると、新専門医制度が始まった2018年度から3年間延べ844人の専攻医のうち、4割にあたる341人が医師多数区域(札幌と上川中部)以外に配置されていた。うち医師少数区域は115人(13.6%)だった。


20年度上期 道内387床減少―道病院現況調査

 道の病院現況調査(2020年10月1日現在)に基づく本紙集計によると、病院は556施設、総病床数は9万2655床となり、20年度上期で387床減少となった。種別は、一般が107床増、療養が511床減、精神が17床増で、結核と感染症は変動がなかった。圏域別では、北渡島桧山277床減、後志106床減が目立ち、遠紋、北網、中空知、根室、南空知でそれぞれ減少した。


自院の新たな価値創造を 北大・経営人材育成拠点シンポ

 北大病院経営アドミニストレーター育成拠点(事業責任者・小笠原克彦北大保健科学研究院教授)は、第3回シンポジウム「環境激変時代にマネジメントを考える」をオンデマンド形式で開催した。旭医大病院経営企画部の谷祐児准教授がDX(デジタルトランスフォーメーション)、小樽商大ビジネススクールの藤原健祐准教授はCSV(共有価値の創造)をテーマに講演し、医療を取り巻く環境が激変している時代の病院経営戦略として、ともに「新たな価値の創造」を説いた。


旭川くにもと 丸谷と統合で5月に新病院

 旭川市の医療法人健康会(國本正雄理事長)は、法人内の丸谷病院(丸谷眞院長・85床)を増改修して、くにもと病院(安部達也院長・61床)を移転・統合し、141床の新病院「くにもと病院」を5月1日にオープンする。地域包括ケア病床を100床設け、現在の肛門外科や消化器内科の急性期機能に加えて、地域の高齢者等の回復期機能や在宅復帰支援を充実させ、グループ内の介護施設等や地域との連携を強化して地域医療のハブとなる病院を目指す。


安全な透析へ創意工夫 4病院がコロナ対策報告―道臨床工学会

 第31回北海道臨床工学会(会長・大宮裕樹KKR札幌医療センター臨床工学科長)が、オンラインで開催された。パネルディスカッション「報告!COVID-19に対するそれぞれの取組みと活躍」では、札幌厚生、市立釧路総合、市立札幌、小樽市立の4病院の臨床工学技士が、安全な透析医療の実現に向けた感染対策を報告した。


●道地域枠再活用を検討へ 旭医大、道の提案に回答―医対協分科会
●施設基準「満たさなくなった」 病院4割 コロナ影響で―道保険医会調査
●医療体制再考の絶好機 AJMC コロナ重症診療で見解
●札幌白石記念 心外手術150例突破
●北海道医療センター ゲーム通じ社会参加支援

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