北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年) 6月4日付

実調単月調査 実施へ 慎重解釈求める声相次ぐ─中医協総会

 中医協総会が開かれ、2022年度診療報酬改定に向けて7〜8月に実施する第23回医療経済実態調査(実調)で、19〜21年の3カ年の6月の損益状況を把握する単月調査実施を承認した。厚生労働省が提案した段階では、今年6月には新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着くと想定されていたが、できる限り直近のデータを把握する意義を重視した。しかし同感染症の影響は大きく、医療機関はワクチン接種対応に追われており、調査結果の分析・解釈は慎重に行うよう求める意見が各委員から相次いだ。


日医 22年度概算要求要望 コロナ対策など4項目が柱

 日医は、2022年度予算の概算要求に向けて、「新型コロナウイルス感染症対策」「働き方改革」「地域医療」「データヘルス改革」の4項目を柱にした要望を公表した。今後、起こり得る新興・再興感染症を想定した必要な医療の安定的提供、24年度からの医師の働き方の新制度施行に向けた様々な施策、感染拡大や災害等の有事に対する強靭な医療提供体制構築、オンライン資格確認普及や「全国保健医療情報ネットワーク」構築などを挙げている。


カレスサッポロ ソフィア北円山クリニックを開設

 社会医療法人社団カレスサッポロ(大城辰美理事長)は、中央区北4条西18丁目に、女性の健康と生きがいをサポートする高齢者賃貸住宅「カレスプレミアムガーデン北円山を6月中にオープンする。併設のソフィア北円山クリニック(福井里佳所長)には、医師を含めほとんどに女性スタッフを配置。女性の一生を支える医療の展開とともに、女性が活躍できる職場の在り方を模索していく。


●道内のコロナ入院受入病床 172床増やし最大1981床に
●北大歯学 樋田教授ら 糖タンパク阻害で微小環境正常化 抗がん剤効果増強も
●札幌白石記念 脳神経内科・外科が連携 脳卒中診療を拡充

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