北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年) 8月6日付

道医代議員会 新会長に松家氏 本道医療発展へ協力訴え

 道医は、31日に開催した第159回定時代議員会で任期満了に伴う役員等の改選を行い、新会長に松家治道氏(前札医会長)を選出した。2007年4月から戦後最長の7期14年4カ月間にわたって会長を務めた長瀬清前会長は顧問に就き、名誉会長の称号が授与された。新役員を代表してあいさつした松家氏は「道、日医などと強固に連携し、全道の郡市・医育機関医師会の協力の下、道民の医療・健康を守り、この広い北海道を安心・安全に暮らせる大地とするべく、持てる力の全てを尽くしたい」と決意を述べ、本道の医療発展へ向けて後押しを訴えた。


「外来機能報告制度」報告項目案を示す 紹介・逆紹介等調査実施も

 厚生労働省は、「外来機能報告等に関するワーキンググループ」を開催し、来年4月から開始する外来機能報告制度についての具体的な報告項目案などを示した。また病院、有床診療所、無床診療所を対象(3万施設程度)に、紹介・逆紹介、地域の医療機関との連携、外来の人員体制、高額医療機器の台数等の調査を8月に実施することも明らかにした。


札医大 竹政教授G 九大と遠隔手術実証 低遅延通信一般回線で成功

 札医大の消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座(竹政伊知朗教授)は、九大病院、民間企業と共同で、リアルタイム遠隔手術指導支援システム「TELEPRO(テレプロ)」を使用し、札幌・福岡間でリアルタイム遠隔プロクタリング手術の実証研究を実施。国産システムによる同手術は国内初で、一般回線を使用しての低遅延通信に成功した。


羊ヶ丘 投球動作をデータ検証 身体質量・負荷量が大きく影響

 厚別区の羊ヶ丘病院(倉秀治理事長、岡村健司院長・68床)は、投球動作をデータ分析できるウェアラブル端末motusを導入、女子野球選手の投球時肘外反トルクを検証し、男子と変わらず個人の身長、体重、球速に関連するとの結果をまとめた。


道看協 ワクチン接種で潜在看護師派遣 実技研修通じ復職サポート

 道看協は、ナースセンターを中心に、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種支援の一環で、道内各地に潜在看護師を紹介している。希望者には筋肉注射実技研修への受講を勧めるなど、ワクチン接種業務に不安を抱える看護師の復職を支援し、自治体へも幅広い活用を呼びかけている。


●救急救命センター 北大病院が12月開設へ─道総医協で報告
●20年度健診者9.9%減 4・5月の落ち込み大きく─健診医学会等調査
●ノーステック財団 感染症・再生医療 補助金5件採択
●日鋼記念 MRI安全管理の認証取得 使用マニュアル見直し
●中村記念 不安軽減し実技向上 NCU急変時対応へOSCE活用

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