北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年) 9月17日付

医師適合率が過去最高 道内19年度立入検査 看護師も高水準

 道がまとめた2019年度立入検査状況によると、検査対象548病院(前年度比6病院減)のうち、医師充足率が100%以上だったのは前年度と同数の512病院だったが、検査対象施設数が減ったため、適合率は1.0ポイント増の93.4%と6年連続の90%台で、過去最高となった。全国では09年度から90%を超えている。


道医療勤務環境改善支援センター 医師の働き方改革セミナー開催

 道医療勤務環境改善支援センターが主催する「医師の働き方改革に関するセミナー」が札幌市で開かれた。道労働局労働基準部の小山治彦特別司法監督官が「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた労務管理の対応・医師の働き方改革」、道保健福祉部地域医療推進局の東幸彦地域医療課長が「医師の時間外労働上限規制および地域医療確保特例水準、集中的技能向上水準の指定に係るスケジュール」について説明した。


伊藤財団 交流等助成さらに充実へ 贈呈式中止 「活動の転機」

 伊藤医薬学術交流財団(眞鍋雅昭理事長)は、新型コロナウイルス感染症流行拡大による本道への緊急事態宣言発令を受け、10日に予定していた2021年度伊藤太郎学術賞と交流等助成の贈呈式について、集合形式による開催を取りやめた。眞鍋理事長は「コロナ禍で学会の在り方などが変化しており、当財団も変革期にある。今回のことは、今後の活動の転機にしたい」と話している。


札幌渓仁会リハビリ 回復期リハ看護 院内認定制度を創設

 中央区の札幌渓仁会リハビリテーション病院(田中繁道理事長、横串算敏院長・155床)は、回復期リハビリテーション看護師の院内認定制度を創設し、1期生9人の認定看護師が誕生。今年度は、初年度の反省を踏まえ、グループワーク等を通じて実践力強化を図る新たなカリキュラムに改訂し、2期生の育成に取り組んでいる。


三樹会・恵み野、社会医療法人に 道の法人認可 合併案件は2件

 道は、社会医療法人の認定、法人合併をはじめ、医科診療所12件、歯科診療所12件の医療法人設立と解散14件を認可した。
 社会医療法人は、白石区の医療法人社団三樹会病院(中嶋久雄理事長)【へき地医療】=派遣先・新冠町立国保診療所、森内科胃腸科医院(後志管内仁木町)=と、恵庭市で恵み野病院を運営する医療法人北晨会(近藤英輔理事長)【救急医療】の2件が認定を受けた。


●19年度社会保障給付費 123兆9241億円と過去最高に
●介護医療院19年度経営─WAM調査 費用面で収支に差 8割が移行前より利益率高く
●道医学大会 10月2日に総会開催 特別講演で「プロテアソーム」
●羊ケ丘病院 股関節鏡手術後の硬膜外麻酔 中止時期早め早期離床へ
●サイバーセキュリティ 医療機関の体制強化が必要─日医総研調査

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