北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年) 10月1日付

メリット感じる医師会を推進─松家道医会長インタビュー

 道医の新しい執行体制になって2カ月が経過、新会長に就任した松家治道氏に本紙がインタビューを行った。新型コロナウイルス感染症対応では、道や関係機関、医療機関との情報共有をさらに高め、地域での連携システムの充実や幅広い角度からの支援を強調。医療計画や地域医療構想では新興感染症の概念を踏まえた見直し検討が必要で、働き方改革が地域医療推進の鍵を握るとの考え方を示した。今後の医師会運営については、会員数の拡大へ、より迅速・正確な情報提供に努めるなど、「メリットを大きく感じてもらえるよう」取り組んでいきたいと語った。


函館市医師会病院 共同利用施設のあり方でシンポ

 第29回全国医師会共同利用施設総会が札幌市でオンライン開催され、新型コロナウイルス感染症も踏まえて、医師会共同利用施設の今後のあり方について議論した。第1分科会では、函館市医師会病院、とちぎメディカルセンター(栃木県)、宮崎市郡医師会病院、出水郡医師会広域医療センター(鹿児島)が現状課題や今後の取り組みなどを紹介、幅広い角度から意見交換した。


北大、医療AI研究力底上げへ 病院に開発センター設置

 南区の定山渓病院(田中繁道理事長、中西克彦院長・295床)は、リハビリテーションにおけるアロマセラピーの効果を検証。健常者はリラックス効果による手指の作業効率アップがみられ、認知症患者では不穏症状の軽減などが確認できた。


定山渓 リハビリにアロマ活用 認知症患者の不穏改善

 中央区の札幌渓仁会リハビリテーション病院(田中繁道理事長、横串算敏院長・155床)は、回復期リハビリテーション看護師の院内認定制度を創設し、1期生9人の認定看護師が誕生。今年度は、初年度の反省を踏まえ、グループワーク等を通じて実践力強化を図る新たなカリキュラムに改訂し、2期生の育成に取り組んでいる。


田村会長 多様性社会創造へ提起─精神保健福祉士協会全国大会

 日本精神保健福祉士協会(田村綾子会長)は、全国大会(会長・佐々木寛道精神保健福祉士協会会長)と日本精神保健福祉士学会学術集会を併せてオンラインで開催。田村会長は、基調講演「ソーシャルワークにおけるメンタルヘルスの意義〜多様性社会の創造に向けて」で、精神保健福祉士として人との出会いと別れを繰り返す中で感じたことを述べた。


●中医協 看護必要度等で論議 入院の中間まとめ了承

●精神病床退院率の目標値 都道府県集計を公表

●専攻医の研修プログラム 2年弱で変更希望700件

●十勝リハセンター スマートリハ室に最新機器 各種評価結果をデータベース化

●イムス札幌内科リハビリ ウェルウォークの稼働率2倍に 機器操作の均一化を促進

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