北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年)10月22日付

道、在宅医療推進支援へ 東胆振圏・後志圏に医療アドバイザー派遣

 道は、道在宅医療推進支援センター事業の2021年度取り組みとして、東胆振圏と後志圏をモデル地区に医療アドバイザーを派遣して、在宅医療推進に向けたアドバイス・助言やフォローアップ支援を実施するのをはじめ、医療機関や保健所計30カ所程度を対象に訪問ヒアリング調査、先進事例の追加記載をするほか、医師向けや患者宅同行、人生会議(ACP)、多職種連携等の各研修会を開催することを、道総医協地域医療専門委員会在宅医療小委員会(委員長・藤原秀俊道医副会長)で報告した。


時限的・特例的なオンライン診療 登録医療機関15%にとどまる

 厚生労働省は、「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」を開催。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に際して、2020年4月から時限的・特例的に認められている電話や情報通信機器を用いた診療等を当面継続する方針を示した。


医学部21年度入試合格率 女性が初めて上回る 文科省調査

 文部科学省は、全国81大学医学部(医学科)の2021年度入試における男女別合格率を取りまとめた。受験者数に対する合格者数の割合は男性が13・51%、女性は13・60%で、東京医大などの不適切入試問題を受けて同省が調査の対象とした13年度入試以降、女性の合格率がわずか0・09%ながら初めて男性を上回った。


札幌しらかば台篠路11月開院 2施設統合し、アメニティ向上

 社会医療法人康和会(加藤康夫理事長)は、北区の札幌しらかば台篠路病院(荒谷英二院長・180床)と、南区の札幌しらかば台南病院(高田茂院長・60床)を統合移転して、11月に新病院「札幌しらかば台篠路病院」を、JR篠路駅近くの北区篠路5条8丁目にオープンする。


北海道医学検査学会 タスク・シフト/シェア 活躍広げるチャンス

 北臨技(橘内健一会長)が主催する北海道医学検査学会(学会長・小野誠司札幌地区理事)が10月16日から2日間、日本医療大月寒本キャンパスとオンラインで開催。「臨床検査技師に託されたタスク・シフト/シェア?我々に何ができるか考える?」と題したパネルディスカッションが行われ、マンパワーの確保や病院全体の意識改革の重要性を訴えた。


公営病院決算 料金収入減も総収支改善 20年度医業収支比率は低下

 総務省がまとめた2020年度地方公営企業決算の概要によると、全国の公営病院622事業(前年度比1事業減)の決算規模は1・7%増の4兆7074億円と、2年ぶりプラスになった。公営企業型地方独立行政法人61事業(1事業増)は4・1%増の1兆2638億円、地方公営企業法適用企業に含めた合計は2・2%増の5兆9712億円。


●中医協 改定へ第2ラウンド開始 在宅の継続加算など議論

●タスク・シフト/シェア推進へ 12職種の具体例を整理

●北大チーム 「エゾウイルス」発見 ダニ媒介、SFTS様症状

●柏葉脳神経外科 先端医療研究センター開設

●西堀 院内デイケアにボッチャ導入 患者の自主性高まる

●日医総研レポート 薬剤の保険給付範囲見直し

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