北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2021年(令和3年)11月5日付

21年度医師マッチング 本道9人減の313人 8年連続300人超える

 医師臨床研修マッチング協議会が公表した2021年度マッチング結果によると、本道は参加56病院(前年度比1病院減)、募集定員432人(22人減)に対し、内定者数は9人減の313人となった。8年連続300人台となったが、8年間では最も少ない。臨床研修病院の内定者数は過去最多だった前年度を13人下回るものの過去3番目の239人、全体に占める割合は過去最高だった前年度から1.9ポイント低下の76・4%。3医育大は過去最少だった前年度から4人増の74人で、過去2番目に少ない。


20年度有床診経営 コロナで3割が赤字 日医総研調査

 日医総研が実施した有床診療所(有床診)の現状調査によると、2020年度の経営状況は、コロナ禍による受診控えの影響が甚大で、前年度に比べ、補助金を含めても、法人の医業介護利益は30・0%減少、経常利益は15・4%減少しており、赤字施設割合は3割を占めていた。一方、入院患者は外来患者ほど減少していなかったことから、「有事において身近な入院病床として利用されたことが示唆される」としている。


旭医大免疫病理チーム 乳がん新治療 有効性証明

 旭医大免疫病理分野の小坂朱講師、大栗敬幸准教授、小林博也教授、北大遺伝子病制御研究所免疫機能学分野の北村秀光准教授らの共同研究グループは、乳がんモデルマウスを用い、がん細胞の免疫逃避機構の抑制と免疫系の活性化を組み合わせた新たながん免疫治療法の有効性を証明したと発表した。


北海道循環器 働き方改革の推進へ 気軽に助け合う職場づくり

 中央区の北海道循環器病院(大堀克己理事長、堀田大介院長・95床)は、働き方改革の推進へ、プロジェクトを設置。全職員が働きやすい職場づくりを目指して、外部のコンサルティングを導入、研修会等を開催するなど、部署間の円滑なコミュニケーションで、タスクシフト/シェアの推進を図っている。


院内がん登録17年状況 罹患率 男性「肺」、女性「乳房」がトップ

 道と北海道がんセンターがまとめた2017年道内がん登録における、がんの罹患割合をみると、男性は肺16・4%、前立腺14・7%、胃14・6%が上位で、結腸10・1%、肝・肝内胆管4・6%、膵臓4・4%、腎・尿路4・1%、食道3・8%、悪性リンパ3・4%、膀胱3・2%、口腔・咽頭2・8%、胆のう・胆管2・4%と続いている。肺や大腸などは年齢が高くなるにつれて上昇、85歳以上でも高い傾向がみられた。


●厚労省が指針案提示 医師の労働時間短縮等

●日病 診療報酬改定で要望 看護必要度や早期離床リハ加算対象拡大を

●マッチング 大学病院結果 北大、札医大が過去最少旭医大10人増

●札幌白石記念 緊急カテーテルの搬入マニュアル修正

●サ高住の8月末分析 通所・訪問介護の併設が4割

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