ヴァチカン市国

ヴァチカン博物館(The Vatican Museums


 バチカン博物館は13世紀以降に歴代法王により増築され続けているため、まるで「迷路」のようになっています。各時代の法王のコレクションであるギリシア、ローマ、エジプト、エトルリア、キリスト教などの美術品が各館に展示され、効率よく見学するために1時間から5時間までの4つのコースがあらかじめ用意されていますが・・・全部みるのにはいったい何日かかるのでしょうか・・・?。
 今回はJTBツアー・スペシャルコース?で、ガイドさんに案内されながら、ピオクレメンティーノ美術館(古代ギリシア、ローマ時代の彫刻)、ベルベデーレの中庭、地図のガッレリア、ラファエロの間と経由し、最後にシスティーナ礼拝堂。 日本企業が出資して修復が済んだばかりで、運よく全てをみる事ができました。祭壇画(壁画)の「最後の審判」は、すばらしく澄んだ青をバックにものすごい迫力で僕たちに迫ります。これは礼拝堂という周囲の雰囲気がそうさせているのでしょう、まさに「生の迫力」があります。また、人間創造などの天井画をみていると頚が痛くなった事も忘れてしまうこと間違いなし。


サン・ピエトロ広場


  ベルニーニの設計・監督で11年の歳月をかけて完成した「世界でもっとも美しい広場」。広場の中心には古代エジプトより運ばれてきたとされる25mのオベリスクが建ち、直径240mの楕円形をした広場をドーリア式円柱の回廊が囲んでいます。普段は地元ローマ人の憩いの場になっていますが、その収容人数は40万人だそうです。でっかいねぇ・・・


サン・ピエトロ寺院(Basilica di San Peitro)


 ルネッサンス建築傑作で収容人数6万人という世界最大の教会であるサン・ピエトロ寺院。 入り口近くにあるかの有名な「ピエタ像」は、精神異常者により一部破壊されてからガラスに覆われ、しかも柵に囲まれて遠くから見ることしかできずに残念でした。
 内部にでんと構える聖ペテロ像は、右足の親指だけピカピカの大理石となっていました(洗面台のショールームでよく見る大理石とおんなじだ、当然だけど)。何世紀にもわたり願い事を持つたくさんの信者たちが撫でたためと言われています。中央はコーポラから明かりが差し込んで明るく、きらびやかな祭壇のある奥に進むに従って次第に暗くなっていくさまはまさに幻想的です。





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