ユングフラウ鉄道

ユングフラウ鉄道(Jungfrau Railways


 始発のルッツェルンからは大きな湖や緑の草原がしばらく続く、のどかな田園風景の中を走ります。この日は雨降り、天気が良ければ遠くに雪山も見えてもっとすばらしい景色だったでしょう。平野部の列車はアイガー麓にあるグリンデル・ワルトまでで、そこからは登山列車に乗り換え山頂を目指すことになります。
 グリンデル・ワルトで登山列車に乗り換え、まずはユングフラウ鉄道の始発駅クライネ・シャイデック駅を目指します。このツアーではクライネ・シャイデック駅で昼食をとりました。
 ここから終点まで約7キロの区間はアイガー北壁を貫くトンネルの中です。途中に2つの駅があり、そこでは5分間ほど停車するので、岩をくり貫いた窓からグリンデル・ワルトなどの村や氷河などが見えるそうです。特に上り列車のみが停車するアイスメーア駅からの眺望を楽しみにしていたのですが、この日はあいにくの雨模様で岩と雪しか見られませんでした。列車も歯車で動いていますので、スピードはゆっくりです。従ってトンネルは気の遠くなるほど長く感じます。


ユングフラウ・ヨッホ スフィンクス(展望台)


  眠気と戦いながらやっとたどり着いた "top of Europa" の看板があるユングフラウ・ヨッホですが、展望台の高さは3573mで、エギュードミディ(3842m) やクライン・マッターホルン(3883m)よりも低いのです。山頂駅からはスフィンクスという展望台へエレベーターで向かいました。パンフレットによると「高速エレベーターでわずか25秒でアレッチ氷河が眼前に見渡せる」予定でした。一途の望みを持ってはいたのですが、目に入った景色は雲とわずかな雪渓のみ。特に残念だったのは建物の周囲に廃材がたくさんあったこと。もし本当にゴミだとしたらあれくらい除去できないのかな?


ユングフラウ・ヨッホ 資料室


 結局、氷河の中に作られたトンネル内の資料展示室などで時間をつぶし、また長いトンネル列車の旅へと戻ったのでした。





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