ルート６６号沿いに数件の店が点在するだけ、人口５００人程の小さな街の町がセリグマンです。ここに住むエンゼルとホアンの兄弟はルート６６の衰退に心を砕き、かつての賑やかさを取り戻そうと政府等に働きかけ、今ではファンが連日のように集まる人気の街と変身しています。

　日本のTV番組でも何度も紹介されているギフトショップはエンゼルさんが始めた床屋。店の壁にはびっしりと名刺が貼り付けられています。エンゼルおじさんは観光客からリクエストがあればひげ剃りくらいはしてくれるようです。

　床屋の隣にあるのがホアンおじさんが始めたバーガーショップ。現在は冗談大好きな息子さんが経営しています。ドアノブが反対についたドアを開けると壁、天井一面にとんでもない数の名刺が貼り付けられていました。メニューはほんの数種類しかなく、このときはホットドッグとフィッシュアンドチップスを注文しました。お金を支払うときにいきなりマスタードをかけられる（黄色のヒモが出てきただけでしたけど・・）など、言葉だけではなくアクションでもお客をビックリさせるのが店主の楽しみだとか。肝心の料理は大丈夫かと思っていましたがそれなりにまともなものが出てきて安心しました。