アユタヤ

エレファント パレス(Elephant Palace)


 象に乗っての遺跡観光はアユタヤでも昔はVIPだけに許された最高の贅沢で、観光客には大人気のアトラクションとなっています。入り口のチケット売り場には過去に秋篠宮さまが来園された時の写真や、アイドルグループV6の森田剛君が調教の体験をした写真などが掲示されています。
 何でも好きの妻がじっとしているはずもなく早速ゾウ乗りを体験。ゾウの乗り場は階段をあがり2階となっています。いざ乗ってみるとゾウが一歩踏み出すたびに自分の体がガクンガクン大きく揺れるそうで、写真を撮るにも一苦労だとか。コツは乗馬と同じ「腰の力を抜いて上半身は動かさないようにすること」だそうですが乗馬の経験がない人に分かってもらえるかどうか?気になる料金は遺跡入り口までの往復10分程度で300B、数カ所の遺跡を巡る30分程度のルートで500Bでした。乗り終えた後にはゾウにお礼のバナナをあげることもできます(ただし別料金です)。 


ワット プラ スィ サンペット(Wat Phra Si Sanphet)


 アユタヤを代表する最大規模の寺院で、一面苔だらけの仏塔が時代の栄華をしのばせています。相似形の3基の仏塔には歴代の3人の王が眠り、そのシルエットがここを代表する景観となっています。タイにおいては重要な王宮建物であり、首都バンコクのエメラルド寺院に相当する王室の守護寺院でもあります。ワット・プラケオの黄金の塔はセイロン(現在のスリランカ)様式でこの塔を真似たとも言われ、塔の前に立ってみると確かに外観はよく似ています。


ワット プラ マハタート(Wat Phra Mahathat)



 二代ラーメスアン王が建てた説と、三代ポロムラーチャー1世が建てたという2つの説を持つ謎に包まれた13世紀の寺院の一つです。ここにはかつて、高さ44mの頂上が黄金色に輝いていた仏塔があったといわれていますが、ビルマ軍によって破壊されたとされその面影もありません。頭部だけが切り取られた仏像、木の根に取り込まれてしまった仏頭、崩れ落ちた煉瓦の壁や礼拝堂の土台が残るのみとなっています。最近では仏像の頭部は軍によって破壊されたのではなく、盗賊が盗んだという説もあるようです。そう言われてみると残された仏像の切断面がずいぶんときれいにみえるのが不思議です。
 ここは1956年に修復され、その時に見つかった数々の黄金仏や装飾品は博物館に展示されているそうです。また無数にある仏像の中で、2体のみ頭のある仏像があります。この2体の仏像は後で修復されたもので、首のあたりをみると新しく作られたことがすぐにわかります。 この寺院跡で有名なのは裏手の木の根本に埋まるように納まっている仏頭ですが。タイは仏教の国ですから、写真を仏頭と並んでを撮る際にはくれぐれもしゃがんで頭の位置を下げ、失礼のないようにしましょう。
敷地内の仏塔をよく見ると塔の形がバラエティに富んでいます。これは建てられた年代が違うから当然かもしれません。


ワット ヤイ チャイ モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)



 遠くからでもよく目立つ高さ72mの仏塔がシンボルとなっていますが、1357年、初代ウートン王がセイロンに留学中の修行僧達の瞑想のために建てた寺院なのです。ゲートを通り中に入るとすぐ横には小さいながら寝釈迦像もありました。境内には様々な花が美しく手入れが行き届いています。
 本堂の仏像はいかにも瞑想中というような穏やかな表情をしています。ふと横を見るとロウで作られたお坊さんの像が飾ってあります。とても精巧に作られいて今にでも動き出しそうでした。特に頭髪はまるで本物そのもので、それもそのはず、実際にそのお坊さんの髪の毛からとったそうです。ふと周囲を見渡すと壁には、その時代の戦いを描いた絵が所狭しと並んでいます。 
 シンボルともなっている仏塔は1593年に当時のアユタヤー王朝の王様・ナレスアン大王が、ビルマ軍から覇権を取り戻したことを記念して建てられました。鮮やかな黄色の衣をまとった数十体の仏座像が塔をぐるりと囲んでいます。もちろん塔に登り、その中をのぞくこともできます(何もありませんけど)。


ワット ロカヤ スタ(Wat Lokaya Sutha)


 アユタヤの街の西方、クン・ペーン・ハウスの広大な草原に悠然と横たわるの巨大寝釈迦仏像(高さ5m、全長28m)が目印で、もし立てたとすれば10階建てのビルに相当するそうです。まわりには寺院も本堂もなく土台のみの荒涼たる景観。そのなかで穏やかな表情と人間味あふれる姿はボクたちを魅了しています。真っ白な全体像を想像していたのですが、本来の色が剥げて情けない状態だったのが少し残念でした。駐車場周辺には数件の土産物屋さんも並びます。トイレもありますが有料です(5B)。


レストラン ウートン(U-Thong Restaurant)


アユタヤのほぼ中心部にあるウートン・イン・ホテル内のレストラン。朝食から夕食までブッフェスタイルの料理を出しています。ランチタイムは団体バスが駐車場に並びますが、ほとんどは日本人ツアー客です。アユタヤのツアーにはランチ付きが多いのですが、ここでは品数も豊富でたぶん値段もリーゾナブルなのでしょう。タイ料理がメインで、味は可も不可もありません。ツアー参加者の間ではベトナム料理の「フォー」もどき?がなかなかの人気でした。





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