バレー ドライブ

Valley Drive

  バレー内へは入園料を払えば途中まで自家用車でもOKとのことですが、あまりに悪路なので車を傷める可能性が高く観光客の多くはここでナバホ族の運転する車を乗り換えてバレードライブツアーに参加しているようです。実際にバレードライブに入いると低速で走っても取っ手を持たないといられないくらいの揺れと、窓など間違っても開けられないほどの砂埃がおそってきます。そんな中、一番最初のビューポイントに近づきます。親指だけが分かれた手袋の意味のミトンで、左からレフトミトン、ライトミトン、メリックビュートと名づけられています。

センチネルミサ

レフトミトン
 

ライトミトン、メリックビュート
 

エレファントビュート


キャメルビュート


レインゴットメサ


  西部劇の名匠ジョンフォード監督がとても気に入っていて、好んで映画カメラを設置したモニュメント・バレーを一望できる場所はジョン・フォードポイント(John Ford's Point)と呼ばれています。実際ここに立つと西部劇の一場面に入り込んだ感覚がするのはボクだけではないはずです。
 
カメラを設置した高台

こんな景観が広がる


これもいいねえ


土産屋が並ぶ
 
  ジョン・フォード・ポイントの左側には、ミッチェルメサをバックにスリー・シスターズが見えます。シスターズとは姉妹ではなく修道女の方で、3つの突き出した岩のタワーが、まるで3人の修道女がベールをかぶっているように見える事からそう呼ばれています。
 平原が広がるはるか向こうにモニュメントバレーの巨岩群を眺めることができるポイントがあり、アーチストポイントと言われていますが、まさに「芸術性を感じる」ポイントですねぇ。
 
ミッチェルメサ

スリー・シスターズ


ノースウインドウ


アーチストポイント


  一般に公開されている観光用道路はジョンフォード監督が映画撮影のために切り開いた道路で、舗装されているわけでは無くでこぼこでものすごい砂煙が舞うところです。今回僕たちが乗り込んだのはちゃんと窓ガラスのついたジープタイプのものでしたが、歩くほどのスピードなのに揺れるわ揺れるわ、しかも乾いた砂が大量に舞い上がるため前の車からの砂ぼこりがとんでもない。トラックの荷台に乗ってのドライブも行われていましたが、オープンのトラックを利用する場合は帽子やマスクなど防砂対策が絶対に必要です。
 そんななかバレードライブが終わることには日が傾いてきました。夕日に染まるビュートの景観もなかなかのものです。
 
オープンのトラックでは砂対策を

触れば崩れそうな岩肌だ


実際に崩れた岩があちこちに散らばる


夕焼けのレフトミトン


ライトミトン


トリビュート


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