歴史博物館

Histrical Musium

 先史時代から現代までのベトナムの歴史と、チャンパ、オケオなどの文化遺産、美術品などが年代ごとに展示されています。特に紀元2世紀から15世紀ごろまで栄えたチャム族の王朝が建てた寺院(チャンパ遺跡)にあった仏像、獅子像、シンボル像?などが数多く展示されたコーナーでは、ユーモアたっぷりのガイドさんの説明に聞きほれてしまいました。
 過去数千年、世界の中心ともいえる中国歴代王朝と国境を接しながら、大小さまざまな戦いを交え、幾度となく侵攻されてはその都度、撃退しながら国家として生き延びてきたベトナム。 なかでも1288年の白藤江(バックダン河)の戦いは、ベトナム側が地の利を最大限生かしてもぎとった勝利ともいわれています。潮の満ち引きで川の水位が変わることを知っていたベトナム軍は、あらかじめ川底に杭を何本も打ち込んでおき、元の水軍を迎え入れました。逃げ出していったベトナム軍を見た元軍は勝利を確信したつもりが、間もなく水位が低下したため、船底が杭に引っ掛かり立ち往生してしまい逆襲を受けて敗北したと言われています。
 出口近くには、ベトナムの民族一覧表や、クメール族やモン族、華人の民族衣装や生活用具などが展示され、これもなかなか興味深いモノでした。今回はパスしましたがここでは25分ほどの水上人形劇も行われているそうです。('15.01)

この塔が目印

エントランス

チケット売り場


シンボル(触れてはいけない)


なんだろう?


バックダン河戦いの証


お土産屋


大砲も並ぶ


喫茶店もある


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