Amithlon Contrib3bリリース
(2003.11.13)
Amithlonの開発者から実質的なバージョンアップ用の
アーカイブContrib3bがリリースされました。
このアーカイブの特長を一言で表わすと、
Linux Kernel Moduleのサポート
です。
これまでAmithlonでのサポートドライバは
既に組み込み済みのものに限られていました。
それはAmithlonを起動するLinuxのKernelに入っている
ドライバに限られていたためだったのです。
今回のアーカイブによってAmigaOSを起動後にドライバ(モジュール)を
ロードできるようになりました。
LinuxでのKerkel ModuleについてはLinux関係のページをご覧ください。
:
(しばし休憩)
:
ご覧になりましたね。では再開。
アーカイブには、デバイスのスキャン結果に合わせて
モジュールをロードするツールもついています。
しかしながら、私のAmithlonではうまくロードしなかったので、
モジュールの組み合わせファイルを見て、
ロードすべきファイルを捜しました。
1個のデバイスに対して、大抵は複数のモジュールをロードするので、
それを記したファイルがあります。
Contrib3bのおかげでLANとサウンドをサポートできましたので、
実例として説明します。
LANの場合
マザーボードがGIGABYTE GA-7VAXPなのでオンボードでLANを有効にします。
そう、これまではオンボードのLANを無効にして、LANカードを差していました。
まずLinux(Kernel)側のドライバモジュールを用意します。
S:user-startupの中で、パスの設定後〜ネットワークの起動前の間に
スクリプトload_realtek8139を呼び出すようにしました。
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S:user-startup(の途中に)
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(この辺でパスの設定)
;BEGIN load realtek8139
load_realtek8139
;END load realtek8139
(この後でネットワークの起動)
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次は呼ばれたスクリプトです。
モジュールをロードするコマンドはLinuxと同じ名前でinsmodです。
このコマンドはスタックが多量に必要なので20,000バイト程度指定してあります。
それと、カレントディレクトリもモジュールがある所にしておきます。
違う場所であればモジュール名(末尾の「.o」なし)で指定しますが、
コピー先のファイルを見つけてくれないので、
こうやってファイル名(末尾の「.o」あり)で指定することにしました。
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load_realtek8139
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;
; load modules for RealTek 8139
;
stack 20000
cd devs:pcidrivers/net
insmod mii.o
insmod 8139too.o
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これでLinux側のドライバを用意できましたので、
次にAmiga側のドライバを用意します。
なお、Amithlon(AmigaOS 3.9)のGenesis(AmiTCP/IPの後継)ではなくて、
AmiTCP/IP 4.3を使っているのでAmithlonをそのまま使っている方々は、
適切に対応してください。(はい?)
AmigaOS側のドライバはamithlon1_net.deviceなので、DEVS:Networksに置きました。
それからAmiTCP/IPの設定ファイルにこのドライバのエントリを追加しました。
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AmiTCP:db/interfaces(の途中に)
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#
# Amithlon build in network board with PCI (RealTek 8139)
#
module8139 DEV=DEVS:Networks/amithlon1_net.device UNIT=0
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AmiTCP/IP起動時のパラメタInterfaceを変更します。
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AmiTCP:db/Provider.conf(の1行を変更)
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Interface module8139
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という訳で100BASE-Tで動作するようになってしまいました。
ファイルの転送やRealVNCが速いですねー。
「じゃぁインターネットも!」と期待された方々、残念でした。
ウチはFlet's ISDNなので64kbsのままです。ちゃんちゃん。
サウンドの場合
サウンドはオンボードのAC97です。
チップセットによっとロードすべきモジュールが異なるので
via8235で使うモジュールを選択しました。
acoreというディレクトリ名と「snd-」で始まるファイル名から
ALSAドライバと思います。
まずはLinux側から。
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S:user-startup(の途中に)
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(この辺でパスの設定)
;BEGIN load ac97
load_ac97
;END load ac97
----------
----------
load_ac97
----------
;
; load modules for ac97
;
stack 20000
cd devs:pcidrivers/sound
insmod soundcore.o
insmod acore/snd.o
insmod acore/oss/snd-mixer-oss.o
insmod acore/snd-timer.o
insmod acore/snd-pcm.o
insmod acore/oss/snd-pcm-oss.o
insmod pci/ac97/snd-ac97-codec.o
insmod pci/snd-via8233.o
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Linux側はLANと同様でした。
そしてAmigaOS側の準備です。
AmigaOS側のドライバはAHIのAudioModeの1つなので、
amithlon1、amithlon2、amithlon3、amithlon4をDEVS:AudioModeに置きました。
それからSYS:Prefs/AHIを開いて、Amithlon-1を選択してできあがりです。
という訳でオンボードのサウンド出力を使えるようになりました。
Frogger(動画表示ツール)でのサウンドが極めてまれに、
音が途切れるのもかなり改善されました。
そして、なんと
line inから録音可能
になりました。これについては、またいずれ。